さて、前述したRemote Centralには米国内のディーラーリストがあり、しかもPhilips社のサイトでの紹介に比べるとWebリンクなどが充実しているので、これをたどって業者を探すことにしました。実は最初に見つけたProntoEdit.comならば米国外からの注文を受けてくれるだろうことはわかっていた(英国人が掲示板でそう書いていた)のですが、完全に定価ベースで売っていたので、もう少し安いところは無いものかと思ったのです。実際、RemoteCentralからたどれるディーラーの中にはProntoを扱っていることを明記していて、なおかつ安いところもあったのですが、バックオーダーを抱えまくっている上に国外からの注文は受けないとの返事でした。
同時にProntoEdit.comにも一応メールで問い合わせたところ、国外からの注文もOKとの返事がもらえました。また、Prontoはパソコンとの連携にソフトウェアとケーブルが必要なのですが、現在のパッケージはこれらが含まれておらず、ソフトウェアはPhilipsのサイトからダウンロード、ケーブルは「米国内のみ」登録ユーザーに送付するという形態になっています。ところが、ProntoEdit.comではオリジナルの互換ケーブルを同梱して送ってくれるとのことで、これならケーブルを自作したりする必要もありません(もちろんソフトウェアのダウンロードは世界のどこからでも可能)。ということで、ProntoEdit.comで注文することにしました。
ここでは本体(TS1000、$399)に加えて、バッテリーパック+充電キット(DS1000、$79)も注文できます。Webのフォームを用いて注文を出すことも可能ですが、ここのフォームは暗号化されていないため、ちょっと不安もあります。FAXが使える人は、FAXで注文を出した方がよいかも知れません。さて、注文ページには「注文がどうなってるか気軽に問い合わせてね」みたいなことも書いてあるのでさっそく聞いてみると、どうもProntoが品薄らしくて1週間様子を見てほしいとのこと。1週間ほどすると、USPS(United States Postal Service)のEMS(国際エクスプレスメール)で発送したという事と、EMSの照会番号が送られてきました。最初は何の事かよくわからなかったのですが、USPS国際サービスのサイトで "EMS Tracking" という項目に進むと、この番号で自分の郵便物の行方を知ることができます。さらに、USPSと郵政省は相互に情報を交換していて、日本の郵便局サイトで「配達状況を調べる」の項目に進むと、やはりこの番号で国内の配送状況を知ることができます。実際に試した結果が以下の通り。
<海外情報> | |||
−状態− | 日付 | 時間 | −−郵便局名−− |
郵便局で引受 | 3月18日 | 16:22 | |
配達局に到着 | |||
日本へ発送 | 3月18日 | 23:51 | CHICAGO AMF |
フライト月日 | 3月18日 | ||
<国内情報> | |||
−状態− | 日付 | 時間 | −−郵便局名−− |
国内局に到着 | 3月20日 | 19:14 | 東京国際 |
通関 | |||
配達局に発送 | 3月26日 | 15:34 | 東京国際 |
税付区分 | 税付 | ||
受取局 | 新東京 | ||
配達局に持ち戻り | |||
持戻等理由 | |||
宛て先に配達済 | 3月29日 | 11:45 | 目黒 |
追跡終了 | |||
追跡終了理由 |
通関に時間掛かりすぎ!というのがはっきりわかってしまい、郵政省には痛し痒しな機能ですが、まあこのときは連休が挟まっていたのでこのくらい遅れるのもしょうがないかも知れません。ただ、民間の宅配サービスはもっとずっと速い上に値段もあまり変わらないらしいので、郵政省はもっと頑張ってほしいですね。
ともあれ、これでめでたくふじもとの手元にProntoが着いたのです。