近隣散策ノート(大学編)

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2016年4月に杏林大学井の頭キャンパスがオープンした。大学ホームページによると、このキャンパスは、 保健学部、総合政策学部、外国語学部で構成されている。今回、多くの見どころがあるグランド・エトワールから 井の頭キャンパスまでの道のりを歩いて見た。(2016年9月8日)

(写真−１)の左側は、井の頭自然文化園、象のはな子のいた動物園やキッズの遊具などがあるが、 この近辺は彫刻館などがある園内でも一番静かなところ。 写真中の車が一時停車しているＴ字路は玉川上水に沿った緑道で、右に行くと三鷹駅。 今日は、左折して杏林大学井の頭キャンパスを目指す。

(図−1)は、今回歩いた玉川上水沿い部分の地図。歩いてすぐ目に入るのが、彫刻家・北村西望(1884年〜1982年)が、長崎平和記念像を製作したアトリエ跡 (写真−2)の記念館。像の高さが9.7mあったので大きな三角屋根の形をしているが、 製作の過程では(写真−3)の小型モデルを製作して、製作法の開発・検証を行っている。

(写真−4)のＴ字交差点の右手が「万助橋」。ここを左折すると吉祥寺駅だが、杏林大学はここを右折する。その前に、 先ずは、まっすぐ横断歩道を渡って反対側の歩道に出ると、井の頭公園西園の散歩道をゆったりと歩くことができる。 橋を渡ってすぐのところに「万助橋」バス停がある(写真−5)。大部分のバスが大学 最寄りのバス停「新川」に停車する。キャンパス直通バスもここを通る。バスの乗車時間は5分程度。

万助橋を渡ると井の頭公園西園と歩道とが一体となった緑道散策道の入り口となる。(写真−5) ジブリ美術館への道となっているので、国際色豊かな人々でにぎわっている。こちらを歩くのがお薦め。

(写真−6)は、西園の一部であるテニスコート。近年コートも整備され、新築の管理事務所にロッカーやシャワー室も設けられている。 更に、散策道を進むとジブリ美術館北側門が見えてくる。門を入るとトトロの受付があり、写真撮影で長い列ができることもしばしば。 構内を進むと、「ほんものの受付」がある。今年(2016年)7月に改装され、外観もよりカラフルになった。(写真−7) 入場券は予め求めておく必要があり、これに購入者の氏名が記載されているので、身分証明書などとの照合チェックが行われている。

　塩パンが美味しいと大変評判な「トーホーベーカリ−」の名前を聞いた方は多いであろう。 ジブリを過ぎるとオープンして間もない西園の野球場が木立に囲まれている。 これを過ぎると商店街が続き、トーホーベーカリ−はその一角にある。

「塩パン」は有名だが、工夫を凝らした総菜パンや三鷹の森アンパンなどお薦めが多い。 種類の多いコッペパンはクリームなど甘すぎず、飽きが来ないもので買い求める人は多い。 　　　　　　　　　日曜・祝日はほぼ休みだが、営業日は朝7時から開店しているので助かっている方も多いのでは。

狐久保交差点を過ぎると、進行方向左側は再開発による大きなマンションが建ち、歩道も街路樹の緑が多くなる。 間もなく杏林大学井の頭キャンパスだが、その中間点にNTTデータの大きな建物がある。情報技術を活用したIT事業を行っているとのことである。

更に4分程度で「杏林大学井の頭キャンパス」に到着する。(写真−10)

各校舎はレンガタイルを基調とした明るく、しかも落ち着いた雰囲気で 保健学部、総合政策学部、外国語学部の校舎、大学本部、医学部・共用棟がある。ここから10分程度の医学部などがある三鷹キャンパスと合わせ、 医学部、保健学部、総合政策学部、外国学部の4学部による総合大学のメリットを活かした人材育成を目指しているとのことである。 もう一つ特徴的なこととしては、地域に貢献しつつグローバルに羽ばたくことを目指しているので地元の期待も大きい。 　 　

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