退院後のケアと生活
8月8日(火)退院した。その4日前、執刀医の先生から「このままとくに異常がなければ8/8に退院です」といわれていた。
自分としてはまだこれだけ痛みがあるのに「退院できるのだろうか」と思ったが、確かに病院にいなければならない理由はない。身体のあちこちから出ていたすべての管・点滴の針もはずれ、治療もないので、後は食事だけしっかり管理すればよいことになる。しかし痛みはかなり強くあるので少々不安である。
退院後初めての通院(8/23)のとき、先生から病理検査の結果について
「手術により病変部は除去され、再発の可能性は極めて小さい」
との説明をうけた。(神と執刀医に感謝! m-_-m)
ただし「絶対ということはなく、今後のアフターケアと実生活が大切です」と補足された。
また、「手術跡の痛みがなかなか消えないのですが・・・」と訴えると、
先生から「肋骨を脱臼させて手術しているので、外観以上に中はひどいことになっているのですよ。しかし徐々に消えてゆきます」。
リビングルームの隅に簡易ベッドを置き、いつでもすぐに横になれるようにしている。手術前までは不規則だった日常生活を正常化しようと、朝食・昼食・夕食をきちんと摂るようにしている。しかし、食べる量は少なく、少しでも食べ過ぎたり、よく噛まずに食べると「ダンピング」という現象を起こしてしまう。ダンピングのひどいときは吐く。そうでなくても動きが取れないほど「背中の圧迫感」がおこる。また、食事の後にのむ薬が眠り薬でも入っているのではないかと思うほど眠くなる。
体重は手術前と比べ、7kg減って52kgになった。すぐ咳き込んで胸が「ぜいぜい」いう。先生が薦める「散歩」も朝夕心がけているがすぐ疲れて戻ってくることが多い。しかし退院後2週間ぐらい経ってからは、少しずつ徒歩距離も伸びてきて、最近は30分ぐらいは歩けるようになったものの疲れやすいことには変わりない。(8月〜9月上旬=2000〜2500歩、9月中旬〜10月=2500〜3000歩)
(2006/10/23)
アフタケアの検診は担当医から指定された8/22、9/20に受けた。いずれも回復は順調という。しかし本人は食事が細く、体重もさらに1kg減って51kgになった。食後の薬も指示通り服用している。10月に入って薬の副作用か身体のあちこちに発疹が出たので、指定日でなかったが10/20に診察を受けに行った。その結果、薬は一時的止めてみることになった。少し食欲が出たような気がするが少々便秘気味が気になる。
(2006/11/18)
指定された11/15にアフターケアの検診をうけた。血液検査と尿検査をうけたが、結果は快方に向かっているといわれた。自分としては体重が減っている(ミニマム49.6)し、ときどきダンピングが起きるので決して本調子ではない。2,3回外食を試みたが、とても無理である。忘年会シーズンになり、これまでに2つ誘われたがいずれもお断りした。昨年の例からまだ2つ3つ誘いがあるだろう。最近「がんを防ぐ」(垣添忠生著・主婦の友社、2006.6.30刊)という図書を購入した。がんを予防したい人、がんに関心のある方に推奨できる。
(2007/02/16)
その後、執刀医による定期検診を2回(2007.01.17 & 2007.02.14)受けた。1/17の方は前回同様「血液検査と尿検査」をうけたがいずれも正常だった。このアフターケアとは別に半年健康診断を受けた所、大腸ポリープが発見された。1/20、内視鏡による精密検査を受けたが、除去せず経過を診ることになった。半年後の健診で判断して頂く。
2/14は、最近の体重(手術前に比べ11kg減少、ミニマム47kg)と、ダンピング状況(食後に相変わらず生じる)など最近の症状を報告、次回(4/2)は造影剤を使うCT検査を受けることになった。
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