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インファナル・アフェア
Infernal Affairs
★★★★★★★☆☆☆
2002年 香港
監督/撮影: アンドリュー・ラウ
監督/脚本: アラン・マック
出演: アンディ・ラウ / トニー・レオン / アンソニー・ウォン


☆こういう作品☆
 警察学校でその才能を見初められたヤン(トニー)は、とある一大マフィア逮捕のために潜入捜査官とし
て組織内部に送り出された男。一方でヤンと同時期に警察学校にいたラウ(アンディ)は、そのマフィアか
ら警察の動きを把握すべく警察内部に送り出された男。お互いに逆の立場になりすまし、潜伏して数年が
過ぎていた。
 警察に動きを読まれているマフィアとマフィアに動きを読まれている警察。情報の漏洩に気付き始めた
両者が裏切り者探しに全幅の信頼を寄せて送り出したのは、まさに当事者のヤン、ラウであった。


☆こう観た☆
 ブラッド・ピット主演でのリメイクがすでに決定しているこの作品。だからこそ次作への課題をこの機会に
何点か挙げておきたい。
1.ヤン、ラウ両者にとって非常に大きな存在であるらしい上司のウォン警視(アンソニー)は、扱いの割に
プロットが希薄。腕時計、わかるけど…。
2.ラウのフィアンセ(サミー・チェン)の存在は、マフィアの職務をまっとうする一方、現実刑事の顔で彼女
に愛されている彼にとっては善悪の葛藤の要因として重要だが、小説家である必要はない。取って付け
たっぽい。
3.ヤンの元彼女(エルヴァ・シャオ)と現在思いを寄せる精神科医(ケリー・チャン)はまったく存在理由を
感じない。クサいだけなんですけど。
4. たびたび差し込まれるセピアの回想は、ラスト以外は不必要かと。観てる方はそんなにバカじゃない。
ちゃんと覚えてるし。
 ざっとこんなところだろうか。それでも、余談を許さない警察とマフィアの駆け引き、刑事とマフィア、2つ
の顔を持つヤンとラウの役割ごとの表情の変化、そしてエレベーターの使い方(特にクライマックス)は見
事で、上記のムダを差し引いてもエンドロールですぐに立ち上がれない重みのあるカタストロフィーへと誘
ってゆく。骨子は太くしっかりしているだけに、焼き直しではぜひともバランスの良い肉付けをしてもらいた
い。
 余談だが、さすが漢字を使う国。香港のビルも4階のないことが映画を観てわかった。
written on November 7, 2003

※本批評は、当作品に続編があることを知らなかった時に執筆したものです。


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▽ここで観た: イオンシネマ久御山 (京都) 



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