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ミスティック・リバー
Mystic River
★★★★★★★☆☆☆
2003年 アメリカ
監督/製作/音楽: クリント・イーストウッド
出演: ショーン・ペン / ティム・ロビンス / ケヴィン・ベーコン / ローレンス・フィッシュバーン / マーシャ・ゲ
イ・ハーディン / ローラ・リニー


☆こういう作品☆
 幼なじみのジミー(ペン)、デイブ(ロビンス)、ショーン(ベーコン)。3人の人生は、少年時代にデイブが
監禁、暴行されて以来それぞれ別の道を歩むこととなり、時は過ぎた。そして、3人はある事件をきっかけ
に再会を果たす。


☆こう観た☆
 エンドロール終了後、陰鬱な重さを感じながら席を立った。切なすぎる運命の皮肉に出るため息。この思
い、筆者が主演3人と同年代の人間であったなら、より精神的な負荷を感じていたにちがいない。
 デキる役者、ペン、ロビンス、ベーコンが一挙に揃った。しかも、役に取り組む本気度が演技の中にうか
がい知れ、完璧主義な匂いが映画の中に充満している。そして、人生を謳歌している風に見える人間が
ひとりも出てこない終始重い空気。玄人好み必至な雰囲気だ
 イーストウッドは人間ドラマとサスペンスの両立に果敢に挑み、双方において及第点の結果を出した
が、ここで描かれるのは素行に問題はあるものの、娘を溺愛する父親と、過去のトラウマを抱えながら、
妻と息子のために平静を保とうとする父親、そして妻との別居に悩む一方で、刑事として仕事も果たさな
ければならない苦悩の狭間に立つ夫の姿だ。ここまで映画に深みを感じながらそれ以上のものを得られ
た気がしなかったのは、筆者が家庭も持たない彼らに比べたらまだまだ青臭い20代の男だからか。心中
を察し、そこに感情移入を見出すには少し早すぎたのかもしれない。
 しかしこの映画には言葉では言い表せない味がある。それはほかでもない役者たちの功績だろう。
written on January 15, 2004


▽オフィシャルwebサイト: こちらから


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▽ここで観た: イオンシネマ久御山 (京都) 



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