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イン・アメリカ 三つの小さな願いごと
In America
★★★★★★☆☆☆☆
2003年 アイルランド/イギリス
監督/脚本: ジム・シェリダン
出演: サマンサ・モートン / パディ・コンシダイン / ジャイモン・ハンスゥ / サラ・ボルジャー / エマ・ボルジ
ャー


☆こういう作品☆
 夫ジョニー(コンシダイン)の失業、そして何より息子のフランキーを亡くした痛手を癒すため、サリヴァン
一家はアイルランドからアメリカへと住家を移した。
 貧しい生活を送る中、妻サラ(モートン)が妊娠。かさむ入院費と母体、宿る子の安否。一家は苦悩する
がそんな時、アパートの隣人マテオ(ハンスゥ)に辛くとも生きる意味を教えられてゆく。


☆こう観た☆
 いい意味で心持ち手綱の緩いファンタジー。
 長女クリスティが願いを込めたときに起こる“奇跡”は決して奇跡的なものではない。しかし、こういう些
細な偶然の積み重ねが、絶望の淵にいる人たちにちょっとした幸福をもたらすことだってある。
 物語は、実の姉妹でもある娘役2人が鬱屈した空気に光を差し込む。時に彼女らの甲高い無邪気なは
しゃぎ声は、思い悩んでいる父にとってさぞかし不快なことだろう、と子を持たない筆者もなぜか共感。し
かし彼女らの振舞いは、身体は小さくとも希望を忘れてはいないことの表れ。その姿に親も癒されたりす
る。このあたりはよくできている。マテオのセリフ"Everything is gonna be all right.(すべてうまくいくさ)"
は、語学学校時代に筆者も学んだ言葉。生きていく上で必要な教訓も盛り込まれている。
 だが、死別した息子フランキーについては台詞の中でしか説明がされていないせいで、一家の心の傷
の深さを知るには少し堀が浅い気がしたのと、マテオの素性も説明不足で彼が見せる誠意も今ひとつ説
得力を欠く。涙腺を緩めるまでには至らなかった。
written on January 18, 2004


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▽ここで観た: ワーナーマイカルシネマズ茨木 (大阪) 



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