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解夏
Milk White
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
2003年 日本
監督/脚本: 磯村一路
出演: 大沢たかお / 石田ゆり子 / 富司純子 / 林隆三 / 田辺誠一


☆こういう作品☆
 小学校教師として生徒や同僚からの人望も厚く、陽子(石田)という恋人にも恵まれて順風満帆に見え
た隆之(大沢)の人生は、ベーチェット病という失明に陥る病気に侵されたことで一転。絶望に打ちひしが
れた隆之は教師を辞め、陽子とも別れる決心をして故郷の長崎へ帰る。


☆こう観た☆
 今突然目が見えなくなったら…、なんてことを唐突に思ったり、実際夢でそういう状態になったのを見た
ことがある。しかし失明という症状は、筆者や世間一般が思っているようなまったくの闇になるのではな
く、ずっと灰色がかった霧を見ているような状態になることらしい。そんな細かな説明が劇中なされて、ベ
ーチェット病に関する知識を得た上で主人公隆之の行く末を見守っていけるのは親切な設定だと思う。
 だがしかし、演出が悪いのか脚本が悪いのか、ヘンに芝居がかったセリフ回しが致命的で、本来ヘタな
役者はいないと思うのだが皆猿芝居に見えてしまう。終盤、百日紅(さるすべり)の花にまつわるプロット
が登場するが、言葉を掛けてるのかとさえ思ったほどだ。同じ地元民であるはずの住職にだけ隆之はな
ぜ標準語で話しているのかも疑問だ。キャスティングも難があって、医者に扮した古田新太のシリアスな
演技の似合わないこと。それに、構成上大して重要ではない和菓子屋のおばさんに渡辺えり子はインパ
クトも顔も声もデカすぎだ。隆之の幼なじみ役の田辺だけは型にはまっていたが。
 演出と脚本、果たしてどちらに非があるのかなぁなんて考えていたら、ラストロールで監督、脚本ともに
同一人物であることが発覚。いずれにしても、戦犯はひとりであった。
written on January 21, 2004


▽オフィシャルwebサイト: こちらから


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▽ここで観た: イオンシネマ久御山 (京都) 



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