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ニューオーリンズ・トライアル
Runaway Jury
★★★★★★☆☆☆☆
2003年 アメリカ
監督: ゲイリー・フレダー
出演: ジョン・キューザック / ジーン・ハックマン / ダスティン・ホフマン / レイチェル・ワイズ


☆こういう作品☆
 2年前に起こった銃乱射事件をめぐって、犠牲者の遺族が事件で使用された銃器のメーカーを相手取り
訴訟。無敗を誇る陪審コンサルタントのフィッチ(ハックマン)擁する銃器メーカー側と正義感溢れる弁護人
ローア(ホフマン)を立てた遺族側の前に、判決を下す陪審員を売ろうとする女マーリー(ワイズ)と陪審員
を操るニック(キューザック)が現れ、裁判を越えたそれぞれの思惑が展開してゆく。


☆こう観た☆
 地味な作品ではあるが、実は新旧スターを交えた絢爛豪華なキャスティングで、ある程度の品質は保
証されている。貫禄抜群のホフマンとハックマンに牽引されて、キューザックとワイズも確実に存在感を示
している。
 幸せいっぱいなパーティーの映像から銃撃事件のショッキングな映像へと変わる落差あるオープニング
でいきなり引き込まれると、腹黒くハイテクを駆使したフィッチ陣営と、まっとうでアナログなローア側との
至極わかりやすい善悪の構図がより集中力を高める。おまけにニックとマーリーの謎めいた雰囲気も絡
み、映画は極上の法廷ドラマを予感させた。
 しかし、無機質に思えたニックとマーリーの思惑が見え始め、ひとたび人間的な感情が顔を覗かせる
と、ドラマは突如緊張感を失う。本来骨子であるはずの裁判の行方から2人の過去へと焦点が移っていく
ことによって、裁判そのものが急に安っぽく見えてしまうのだ。あとは結果どう転ぶかの堂堂巡りにしか見
えず、最後は筆者の感情の矛先がどこに向いているのかわからなくなってしまった。
written on February 4, 2004


▽オフィシャルwebサイト: こちらから


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▽ここで観た: イオンシネマ久御山 (京都) 



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