![]() 恋愛適齢期 Something's Gotta Give ★★★★★★☆☆☆☆ 2003年 アメリカ 監督/製作/脚本: ナンシー・メイヤーズ 出演: ジャック・ニコルソン / ダイアン・キートン / キアヌ・リーブス / フランシス・マクドーマンド / アマン ダ・ピート ☆こういう作品☆ 63歳のプレイボーイ、ハリー(ニコルソン)のストライクゾーンは20代限定。この日も20代の彼女ロビン(ピ ート)と彼女の別荘へお泊りに行くが、そこで彼女の母、55歳のエリカ(キートン)と鉢合う。 ☆こう観た☆ 主人公はゴールデングローブ賞も受賞したダイアン・キートンなのに、筆者はジャック・ニコルソンの一挙 手一投足に目を奪われた。彼の状況に応じた動き、しぐさ、振る舞いは感動的の域。とりわけエリカとの “パジャマパーティー”に邪魔が入った時の「残念でした」な目配せは秀逸。病院搬送と老眼のネタは 少々しつこいが、それもツボを心得た彼の努力が見えて大外れはしない。今さら語るまでもないのだろう が、名優の演技を堪能させていただいた。 ラブコメなんだからとにかく笑っていればそれで良かったのだろうが、見逃せない欠陥もちらほら。キート ンの妹演じるフランシス・マクドーマンドが存在を持て余し気味でてんで生かされていない点や、彼である 理由がひとつも見当たらないキアヌも含め、脇のキャスティングにやや違和感。展開も、同居したことによ って次第に惹かれあうことはアリだとしても、ハリーが別荘を出たあとのエリカの揺れる心中が描ききれて いない甘い作りこみにあのラストでは説得力がなさすぎる。 中年層を奮い立たせんとする媚びもやや鼻につくが、ここはニコルソンの熱演に一点集中して、大口開 けて笑っておこう。
written on March 14, 2004
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