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ドラムライン
Drumline
★★★☆☆☆☆☆☆☆
2002年 アメリカ
監督:チャールズ・ストーン三世
出演:ニック・キャノン / オーランド・ジョーンズ / ゾーイ・サルダナ / レナード・ロバーツ


☆こういう作品☆
 ドラムテクニックに長けたデヴォン(キャノン)は、鳴り物入りでブラスバンドの名門A&T大学に入学する。
独創性を披露しようと自信満々のデヴォンだったが、チームワークを重んじる先輩と対立。おまけに虚偽ま
で発覚し、追い込まれてゆく。


☆こう観た☆
 年頃の青年の挫折と栄光というお約束なストーリーを今さら揶揄するつもりはない。我々はその彼らの
頑張りに自分自身を投影させて感情移入、そしてカタルシスを味わうために劇場へと赴くのだから。
 自意識過剰な主人公のワンマンプレーが、結果チームに不協和音を生んでしまうという展開はまぁ定石
通りだとしても、落ち込んでいるというよりはすねている風にしか見えないニック・キャノンの表現力の乏し
さは致命的。ウマいのは人を小バカにしたようなヘラ顔だけだ(もともとこういう顔なのか)。そんな彼をフォ
ローすべき周囲を取り巻く友人や恋人、ライバル校のサブプロットも取って付けた感強し。挙句は無能な
校長の圧力に負けて、自我を押し通せず迷いっぱなしのコーチもカリスマ性ゼロで、それどころか最後も
朝令暮改な(本人は満足げ)計らいに閉口してしまった。
 同じスポ根もの『チアーズ!』も展開は月並みだったとしても、味方だけでなくライバルの光と影も映し出
し、ガチンコ対決をより白熱させた。そういう意味ではティーンの描写面で惨敗。演奏のシーンだけは見事
だった。2時間これだけ見ていたほうが満足したのではと思うと脚本家には申し訳ないが。
written on April 26, 2004


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▽ここで観た:シネ・リーブル梅田 (大阪) 



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