第15話
(日記)


<4月24日>


しごと、暇。

すこし風邪気味。

鼻声で田村正和状態。

暇なので、左隣の人と臭いセリフごっこしてみる。

「夕日が綺麗だね」

「うん」

「でも、君の方がもっと・・・・・」

あまりの臭さに、悪寒が走ってしまう。

さぶーーーーっ

臭いセリフごっこで風邪こじらせるところだった。


−−− 夜 −−−

コンビニで、日清とんがらし麺を発見!

めちゃ辛そう。

思わず衝動買い。



<4月25日>


同じ部署の人にしょうもない質問をしてみる。


「あのなー」

「化粧で眉毛描いてる途中に、急に誰かに呼ばれて、

残りの半分書き忘れたこととか、ないー?」


「ありません」

と、きっぱり。

でも

絶対、世の中には半分描き忘れたことある人、いると思う。

多分・・



<4月26日>


前の人が席を外している間に、前の人の机の上に

左隣の人がポッキーを置いていった。


しばらくして前の人が席に戻ってきた。


ポッキーを見るなり、わたしに

「これ、何なんですか?」

と聞いてきた。


わたしは、

「うーーん?」

「ヒントはね」

「ヒントは・・・」


「ぽ」

って答えてあげた。

左隣の人に、バカウケ

やったって感じ。



<4月27日>


何故かスイス料理を食べに行く。

チーズフォンデュのチーズのにおいで、

くらくらする。

さらに、こっそりチーズで口の中やけどする。



<4月28日>


先日買った日清とんがらし麺を食べてみようと思う。

なんと、激辛パウダー付き。

めちゃ辛そう。

で、実際、めちゃ辛い。

インスタント激辛シリーズの中では、最も辛いのでわ?


でも、美味しい

で、いつものように食べ損ねる。


お約束?


激辛パウダーが肺にはいってしまった。

数分間、咳き込む。


キムチラーメンの汁が目に入ったときの100倍苦しかった。

誰かの陰謀に違いない。

もう、やめよう。

辛いモノに手を出すのはやめよう。

そう思った。


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