実習創作のポイント(生涯学習編)
このページではGWTネットワークの専門領域である『生涯学習として行うGWT実習』の創作ポイントをまとめました。例えば『小学生向けのGWT実習』を創作する場合は、これらのポイントに、@実施時間、A基本的知識、B用語の理解度等を考慮して、対象にあわせたポイントを追加する必要があると考えます。しかし、いずれにしろひとつのヒントにはなると思いますので、是非一読してください。
<基本的条件>
- 実習そのものが面白い事(多少のゲーム性がある)
- 実習自体は60分以内で出来ること
- 設定時間内に8割〜9割のグループが完了できる難易度であること
- 協力実習の場合は、グループが葛藤する要素が含まれていること
- 協力実習の場合は、メンバー全員が協力をする仕掛けを含むこと
- 最終的に「実習のねらい」「実習の特性」「ふりかえりの設問」が一体化すること
<創作の方法の段階>
★注意事項★法律的にGWT実習は歌謡曲と同じ著作物にあたり、知的所有権があります。したがって、自分たちが楽しむために『替え歌』を作るように、既存のGWT実習をアレンジして自分たちの学習に利用することはできますが、それを発表したり、書籍にまとめるためには、元になる実習の開発者の許諾が必要になります。また、企業での社員研修、公募して行う講習会等にGWT実習を使用する場合、ケースによっては使用自体に実習の開発者(書籍の著者)の許諾が必要な場合がありますので充分注意をしてください。(その場合、書籍に使用の条件が明記されているはずです)。
そして基本的マナーとして、書籍に載っているGWT実習を使用またはアレンジして使用する場合は、必ず出典を参加者に明記または紹介するようにしましょう。
<創作の事例>
第1段階:【変形】現在あるGWT実習・体験学習実習をアレンジするパターン
(例)実習「価値の序列」を変形する。
<変形前>選択項目:「愛」「健康安全」「正義」「富」「楽しみ」「奉仕」「名声」「自己実現」
<変形後>選択項目:「愛」「健康安全」「楽しみ」「奉仕」「自己実現」※選択肢の削減
第2段階:【模倣】現在あるGWT実習・体験学習実習を模倣して作成するパターン
(例)実習「価値の序列」を模倣する。
<模倣実習>「あなたの大切な人」
選択項目:「親」「恋人(妻・夫)」「子供」「友人」「同僚・部下」「上司」「恩師」「自分」
第3段階:【応用】レクレーションゲーム等を応用してGWT実習として作成するパターン
(例)レクリエーションゲーム「追跡ハイキング」を応用する。
<実習のねらい>リーダーシップトレーニング
応用例:リーダーを決めてリーダーがメンバーの意見を聞いて指示をだし、次のポイントを探す。ポイントに到着した時点で、その間のリーダーシップのあり方のふりかえりを行う。リーダー役を交代してそれぞれポイント毎にふりかえりを行う。
第4段階:【創作】日常生活の中からヒントを発見し、オリジナルな形で作成するパターン
(例)こどもが動物園で迷子になった。・・・情報カード実習「迷子の祐介を捜せ」
(例)レゴブロックを使って実習を創りたい・・・情報カード実習「How many」
(例)○×ゲームの機能をヒントにして・・・協力実習「必勝法を探せ」(グループで必勝法を発見する実習)
(例)認知について体験的に学べる実習を創りたい・・・実習「四角と3つの丸」
(C)GWTネットワーク
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