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入口でお断りしたとおり、ここに記載されている事柄は、完全なる妄想であり、関係各位とは一切の確認をとっておりません。(笑)


A7開発史
1967年環境の変異が観測される。
1999年有人宇宙ステーション・フリーダム建造開始
2002年フリーダム1次予定分完成
2006年アフリカと東欧の砂漠化が深刻化
2013年砂漠化によりザンビア壊滅
2014年火星テラフォーミング計画、アメリカ上院を正式に通過
2015年国連、火星テラフォーミング計画を支持(テラフォーミング技術を地球再生に活用するため)
同年、火星有人探査計画が早められる。
2019年火星有人探査船アーレス就航
同年10月 アーレスの航法コンピュータの異常に起因する問題発生。帰還不能。乗員6名10ヶ月後死亡。
2021年テラフォーミング要員等として人工作業体の開発が提唱される。
2022年ゴビ砂漠拡大開 発 期 間
 
2024年
 
アリーズ
人工作業体Aタイプの開発が決定される。
これを受けてロボティクスをベースとしたA1が北米で、バイオニクスをベースとしたA2が日本で、同様にA3がフランスで開始される。
A
1
A
2
A
3
2025年フランス、国内事情によりA3の開発を断念
2027年A1M1完成。ボディは実用レベルに手が届くが、頭脳はまったくのコンピュータAIであり、自我は持っていない。
3ヶ月遅れでA2M1が調整終了。急ぎすぎた開発のため(国家間の競争意識)、体細胞の崩壊を止められないまま全機死亡させてしまう。
2028年A1M2完成。結局のところA1M1と変化なし。
2029年A2M2調整終了。体細胞の崩壊は抑制できたが、意識を持たないただの肉の塊まりにすぎず、処分される。
これによりA2は基礎の段階から再検討されることになる。
2030年A1M3完成。エネルギー効率が問題になる。また、相変わらず自我はない。
これによりA1計画は見直され、開発陣を一新したA4を冠する計画に移行される。
A
4
同年、A1計画から外された開発者達を得て、ドイツがA5開発を表明。A
5
2032年火星大量輸送実験船 PhoenixV建造開始。
《PhoenixVは船体自身を基地建造の資材とするため、薄い火星大気内へ緩速滑空により進入し、着地できるように長大な翼を持ち、着地時の損壊に備えて乗員を別に着地させるためのシャトルを装備する。また、長期航海に対応するため半ば自給自足できる。》
2033年A4M2完成(A4M1は未発表)。機械ベースの身体機能としては申し分ないが、A1で問題となったエネルギー効率の悪さを克服できていない。また、自我と呼べるものはないが、人間のおおざっぱな命令を的確にこなすことができ、当初の目的である人工作業体としては一応の完成を見る。
同年、A2M3調整終了。身体機能としては食物からのエネルギー摂取を行うことができるようになる。自我は発生していない。その後、身体も休眠状態に移行。
2034年A5M1完成するも、すべての面においてA4M2に劣る。
2036年A4M3完成。A4シリーズの完成型として量産され、海中や宇宙空間での作業に使用されるようになる。
2037年A2開発の副産物としてイメージインタフェースが考案される。
2038年A2M4の調整終了。身体機能としては、自律した代謝を行うことができるようになるも、好奇心を与えることができず、自ら活動することはなかった。
同年、A5M2完成。A4M3と肩をならべる性能を持つ。ただし、後発にもかかわらずコスト高で一部に利用されるにとどまる。
2039年PhoenixV地球低高度周回軌道における試験航行開始、ターポンと命名。(試験航行のためシャトルは搭載していない。)
2040年オレンジスキン現象により北米大陸のロッキー山脈以西が1ヶ月半で2000Km西へ移動。環太平洋全域で大津波発生。また、A2M3およびA2M4紛失。
同年7月 自律心探求のための横須賀⇔船橋5分間横断実験
2042年

2043年
北米移動を起因として、地軸が公転軌道面から75度まで転倒。
これによる環境の変化は世界各地で甚大な被害を与えた。世界人口は30億を割り、国家という枠が揺らぐことになる。特に北米は壊滅的な大打撃を被った。
Aタイプ開発計画は当然の如く白紙に戻されるも、比較的技術力の残っていた日本に開発拠点を移し、存続が決定される。ただし、開発の目的は「隣人」と「文化の伝承者」へと変化することになる。また、メンテナンス面で優位なバイオニクスベースの開発のみとなる。
(なお、地軸は安定したわけではなく、10年周期でふらつき始める。)
A
6
2045年A6M1ロールアウト、身体機能についてはほとんど完成を見るも、発生した自我は自身を否定し自ら命を絶つ。これによる開発陣の疲弊と宗教倫理の再燃により事実上の開発凍結となる。
 
2051年地軸第2次転倒、世界人口がまた減少。
 
2052年
 
やまのは
想いを捨て切れなかった山端教授によりA7の構想が打ち出される。
これに水を得た旧開発陣がシミュレーションモデルを完成させるのに半年とかからなかった。しかしバイオニクス上に投影するのに1年を要することになる。
A
7
2054年A7M1調整開始 容姿のサンプルとして山端夫人が登用される。
2055年A7M1誕生
これを機に開発コード名をAres(アリーズ)から、「最初」の意を込めてAlpha(アルファ)へ変更、M1にもこの名が与えられる。
2056年M1 教育および1次フィールドテスト終了
2057年M1 船内知識管理と地上以外での活動サンプルとしてPhoenixVへ。宇宙港は唯一稼動可能な重慶のものを使用。しかし、PhoenixVとの最初のランデブーに失敗、残りの燃料を地上帰還と再ランデブーとどちらに使用するかの選択で、シャトル搭乗者の全員が後者を選択。
同年11月 A7M2誕生 3体ロールアウト
このとき、教育体制として2体がM1と同様の研究所での教育を、他の教育サンプルとして1体が外部での生活と教育を受けることになる。
 
2058年
 
すずねしゅんきょ
8月 事故によりM2鈴音が死亡。外部教育の1体を戻す案に教育担当者が峻拒。   
12月 M2教育期間終了。外部教育の1体は予定通り研究所に戻される。
2059年A7M3誕生 ファーストロット 12体ロールアウト
2060年M3 セカンドロット 64体ロールアウト
2061年M3 サードロット 743体ロールアウト
2062年M3 4thロット 221体ロールアウト 最終起床の1体が自身の名前をつける。
2063年地軸第3次転倒、第1次転倒に次ぐ被害が発生。宇宙往還施設壊滅。Aタイプ開発継続断念。
M2アルファ 再び初瀬野教授のもとへ。しかし教授は既に他界しており、その息子を頼ることになる。
2070年花火大会
2072年地軸第4次転倒、当時としては大都市だった横浜が海中へ。
なお、この転倒にて地軸は安定を見せる。
最終的に世界人口は10億を割ることになる。日本の緯度も10度ほど北にずれるが温暖化とあいまって21世紀初頭程度の気候に落ち着く。
2075年初瀬野先生、旅に出る。
2080年プロローグ「ヨコハマ買い出し紀行」

想像の翼

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