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の時代に暮らしているみなさまの紹介です。

この世界の住人であることの幸せよ。
(順不同)
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アルファ

 この物語の主人公。フルネームは初瀬野アルファ。オーナーにあずけられた西の岬の珈琲屋を営んでいる。実はロボットで時間はいくらでもあるため、黄昏の世をずっと見ていくつもりのようである。ロボットと言っても、彼女のようなアルファタイプは身もココロも人間と見まごうほどで、開発に携わった者にして「彼女の心情は本来のスペックからは説明できない」と言わしめるほどである。実際、本人もそのことを気にしていないし、まわりの人もかわらずに接している。まぁ、人間らしくない所なんて大ケガが3日で直るとこぐらいである(笑)。
 その他、動物性のタンパク質はダメでスイカは大好き、とか、お魚の形をしたものが好きでいろいろ集めたり作ったりしている、とかいった面もある。ロボットとしてはA7シリーズの量産試作機(M2)の3体のうちの1人である。
ココネ

 鷹津ココネ。武蔵野在住で宅配会社に勤めている、アルファの妹のような存在。というのも型式がA7M3(量産型)のロボットだから。アルファとはオーナーからのプレゼントを宅配したことから友人となる。この娘は自分がロボットであることを気にして、いつも人間っぽくあろうとしていたが、アルファとの出会いから気負うことがなくなってきていい傾向である。最近は、興味を持った自分のルーツが結局わからなくても、自分なりの結論を導くなどアルファに引けをとらない。
 そうそう、この娘は肉もサカナもOK。それと、アパートに一人暮らしのようだが、この娘のオーナーはどうなったんだろう?
おじさん

 アルファがスクーターの燃料を入れに行くガソリンスタンドを経営?している(いや、道楽でやっているだけだろう(笑))。スイカや野菜も栽培しているからやっぱり趣味なんだな。カフェアルファへの道沿いにあるせいかよく出てくるが、アルファとは家族みたいなものと言うほど親しくつきあっている。また、先生とは昔からの知り合いで、落雷事件のときも活躍してくれた。
 町内会という名の飲み会によく行っているようだ。
タカヒロ

 おじさんの孫?で、カフェアルファの客の8割は彼である。もっとも11才ぐらい?の少年で、アルファにも弟のように思われており、よく行動を共にしている。ただし、タカヒロはココネを姉のように感じているようだ。ミサゴの件でアヤセとも知り合いで、少年らしく活発である。あぁ、自分が紹介する前にアヤセとアルファが会ってしまったことをすねるとこも少年らしいかな(笑)。
 大人嫌いのミサゴにも気に入られていたが、最近はそうでもない。おだやかながらも止まらない時を代表する者である(当人の意識は別にして)。
アヤセ

 カマス使い?で、風来坊である。普段は畑仕事のバイトなんかで路銀を稼ぎながら、結構広範囲をふらふらしているようだ。まぁ、そのおかげでアルファタカヒロと偶然に出会う。歳は若いようにも見えるがアルファより少し上か。この人も少年時代にミサゴにあっているらしい。また、アルファのオーナー(初瀬野先生)とも面識があるようで一般人の立ち入れないところでも紹介状をもらって入っている。アルファとはターポンの件で知り合いになったが、なかなかいい感じだった(笑)。
先生

 初瀬野先生のことではなく、おじさんの先輩の老医師である。人間もロボットも共に診ることができ、アルファが落雷にあったときも救ってくれた。この時代の医師がみな両方診られるのかはわからないが、この人は若い頃にアルファタイプの開発に携わってたという経緯があるため適任であろう。唯一砂浜が残っている海岸の近くに(おそらくは)1人で暮らしているようだが、おじさんが野菜などを持ってちょくちょく訪れているように思う。
 作中、過去話が出てくるのはほとんどこの人がらみだが、最も若い時代に会いたかったとか思うのは私だけではあるまい(笑)。
ミサゴ

 小網代(こあじろ)の入江に棲んでいる人間の姿をした生物(たぶん雌?)で、すっぱだかで魚やカニを獲って暮らしている(昆虫も食べるらしい)。子供は好きだけど大人は嫌いで、子供が1人でいると寄ってくるそうである。オーナーアヤセが少年の頃に見た姿と、タカヒロが見たそれが同じことから、ほとんど年をとらないものと思われる。水の上を走ることができ、ジャンプ力も数十メートルと、やっぱり人ではない。ちょっと前はタカヒロで、最近はマッキがお気に入り。でも、昔はオーナーアヤセにも姿をあらわして、出会った男すべてを夢中にさせる罪つくりなやつ(笑)。
 また、アヤセが見た水神様との関係も気になるところ。
オーナー

 アルファのオーナーである。オーナーとは所有者という意味だが、ここでは「保護者」と捉えるのがいいだろう。アルファの姓はこの人の姓である。先生と呼ばれて結構顔は広いらしく、アヤセとも面識があり、ミサゴと会ったこともある。しかし数年前に珈琲屋をアルファに託してふらっと出ていってしまってから「どこにいるやら、何やってるやら、いつかは帰ってくるのかしらね」状態である。おまけに誌面にも一度も登場していないため、あれほどアルファに慕われるのはどんな人物かと私もやきもきしている。
マッキ

 タカヒロの友達。タカヒロより少し下ぐらいの女の子で、彼を慕っている。そのせいかアルファに少しだけ対抗意識があったが、後に和解している(笑)。また、ミサゴに気に入られるようになったが、当人はあまり喜んでいないようだ。
 フナムシのへろへろが好き?
町内会

 よくおじさんと町内会という名の飲み会をしているみなさん。基本的にみんな飲んべえだが、肉や魚のダメなアルファのために、家で穫れたミカンを持ってきたりしていいところもある。なお、ホウキ頭は結構助平かも知れない。
M1

 この人もAlpha(アルファー)という名前なのだが、初瀬野アルファとの混同を避けるために私は「M1」と呼んでいる。その名の通り型式A7M1のロボットで、アルファタイプのおそらくは1体のみの試作機である。現在はターポンに搭乗していて、船内では室長と呼ばれていることから、かなりデキル人なのだろう。しかし日本上空を通る時は地上に思いを馳せたり、この先逢うこともないだろう弟や妹(アルファやココネ達)の幸せを願うなど優しい面も持っている。
 彼女たちは老化はしないのだろうが、アルファよりは老けて見えるのはなぜ?
シバちゃん

 ムサシノ運送に勤めるココネの同僚である。登場はA巻裏返と結構早かったのだが(しかもカラー)、長らく名称不明であった(他の人と同様、フルネームはわかっていないが)。また、彼女も糸目で眼を開けたことろを見たことがないがおじさんとの関係は不明(笑)。ココネとは仲がいいようだがこれも詳細不明、残念。なお、カレンダーの表紙にも出演しているし、今後の活躍が期待される人物である(笑)。
丸子

 ココネがメッセージ配達で訪ねた人。イメージインタフェースで行うメッセージ配達の相手なのだからこの人もロボット(M3?)なのだが、アトリエを構えていることや暮らす部屋の調度をみるとけっこう情緒豊かなようだ。それにしても、絵描きさんが存続しているとは、この時代の奥深さを、より一層感じさせてくれる(笑)。
ターポンの掃除のおばちゃん

 ターポンに乗っていて、いつもホウキのようなハタキのような物を持って現れる。しかし掃除が仕事なのか趣味なのかは不明。アルファー室長とは茶飲み友達みたいである。この人も乗船したときはずっと若かったんだろうなぁ。
大家

 ココネが住んでいるアパートの大家さん。ひょっとすると管理人さんなだけかもしれない。家賃を滞納していたココネに"気にしてないよ"風な態度がよくにあう(笑)。いつも焚き火をしているが今度は夏に見てみたいものである。
鶚n号

 その昔、先生が自律心に関する実験に使用していた小型高速艇「鶚」に連なる船のココロ。人物ではないが、ここに載るのが相応しいと思う。作中で語られることはなかったが、おそらく初代鶚などによる実験結果を反映されたテストベッドのAI(人工知能)が搭載されていたのだと思う。アルファタイプとは異なるシステムのはずだか、なかなかどうして見せてくれる。アルファとシンクロして何をしゃべっていたのか気にはなるが、行ってしまった彼に聞くわけにもいくまい。
風来坊その2

 アヤセと同じく風来坊をしている。猫ひげがかわいい。アヤセとは職場仲間(笑)のようで野良仕事などのバイトと放浪を繰り返しているようだ。彼もそうだが、この時代ではふらふらするのが問題なくできるようで、うらやましいような気がしないでもない。
かんぱち辻の茶のマスター

 かんぱち辻の茶には彼しかいないので兼ウェイターである。カップのひとつひとつに店のマークを入れるなど、なかなかこころにくい。丸眼鏡の奥はどんな眼か? どうやらココネが気になっているらしいが、そんなことに気がつく彼女ではないのでイバラの道だろう。(笑)
砧児童館のおじさん

 ココネがA7について探していた時に、ふらっと立ち寄った児童館の営繕をしていた人である。おそらくはA2の資料であろうLPレコードを聞いたことがあり、この後、プレイヤーが見つかったときにもう一度出てくるかもしれない。(そんな話はないかもしれないが。) ココネを間近に見ることができた人でもある。(ちっ)
街灯を肴にするじーさん

 北の町(横須賀)の”光の花”にボートで漕ぎ出して、海中から突き出た街灯を肴に酌み交わす二人のじーさんである。この感覚は若い者には真似できまい。(笑) 一方が、『人って、根っこは光と音で動いてるような気がする』とか言って、もう一方が『どうだかなぁ』っていうのもらしくていい。
MIDWAYのマスター

 トンネル内カフェの「MIDWAY峠之茶」をやっている人で、アヤセの命の恩人である。(笑) 薄暗い蛍光灯しかつかない全長10kmのトンネルの中間地点で営業するなど無謀のような気もするが、当人はいずれは住むかもと言っている剛の者である。

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