オーロラ旅日記 〜イエローナイフ〜

2005年03月17日

勝負!!

二時間五十分遅れで出発したAC004便は、第一の乗り換え点であるバンクーバーに降り立った。

さぁ。勝負である。

現地時間13:50 シートベルトランプが消えた。
乗り継ぎのエドモントン行き出発は、14:20。 
これから、入国審査があって、荷物受け取って、税関通って、荷物預けて、手荷物検査受けて、乗る・・・・・・と。
絶望的な時間である。本来なら三時間以上の時間があったはずなのだが・・・
エア・カナダは国際線から国内線への乗り換えは、一時間三十分見るようにアナウンスしている。それ以内での乗り換え時間の場合、一切の保障はしないとも。
・・・さすがに、自分たちが遅れさせたのだから、そのときはどうにかしてくれるんだろうか?

などど、考えながら入国審査場にいくと、

『エドモントン行きの方、こちらです!!』

叫び声が聞こえる。
入国審査の一角に、案内された。
お決まりの審査。

『どこから来た?』
 日本
『どこへ行く?』
 イエローナイフ
『イエローナイフ?何しに??』
 観光
『観光??何を見に???』
 ノーザンライト(オーロラ)を観に。
『・・・・・・OK』

 いつものことだけど。カナダの人は日本人がオーロラを見に行くというのが理解できないらしい。ホワイトホースに行ったときも、何度も聞き返された。バンクーバーのレストランでも。

 無事、入国審査は済んだ。

 あとは、荷物が来るのを待って・・・・・・昨年は、二十分も待たされた。入国審査よりかかるのだ。

 ああ!、今日はもう出てる!!
 こんな幸運は初めてだ。いつもは荷物待ちでツアーを止めさせることすらあったのに!!

 税関を抜けると、ガイドさんが待っていた。
『向こうのガイドに従ってください!!』

 切羽詰っている。
 まぁ、そうだろう。
 私だって、さすがにここでは写真を撮る余裕は無かった。
 だから、往きのバンクーバー空港の写真は一枚も無いのだ。

 もう一人のガイドさんに案内されるまま、荷物を再び預け、一度集合。
 ちょっとホッとしたが。

『まだ来ていない人がいますね・・・・・・いまお集まりの方だけ、先にお送りします』
 やっぱり状況は厳しいままらしい。
 この時点ですでに出発時刻14:20は過ぎている。

 結果。
 やっぱり走った。
 肩に食い込む17Kgの手荷物(いいのか?)。
 なんとか、乗ることができた。
 しかし、ガイドさんの顔すら覚えていない。

 14:50 30分遅れで出発。

 さぁ、次はエドモントンだ。





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