
オーロラ旅日記 〜イエローナイフ〜
二時間五十分遅れで出発したAC004便は、第一の乗り換え点であるバンクーバーに降り立った。
さぁ。勝負である。
現地時間13:50 シートベルトランプが消えた。
乗り継ぎのエドモントン行き出発は、14:20。 これから、入国審査があって、荷物受け取って、税関通って、荷物預けて、手荷物検査受けて、乗る・・・・・・と。 絶望的な時間である。本来なら三時間以上の時間があったはずなのだが・・・ エア・カナダは国際線から国内線への乗り換えは、一時間三十分見るようにアナウンスしている。それ以内での乗り換え時間の場合、一切の保障はしないとも。 ・・・さすがに、自分たちが遅れさせたのだから、そのときはどうにかしてくれるんだろうか?
などど、考えながら入国審査場にいくと、
『エドモントン行きの方、こちらです!!』
叫び声が聞こえる。 入国審査の一角に、案内された。 お決まりの審査。
『どこから来た?』 日本 『どこへ行く?』 イエローナイフ 『イエローナイフ?何しに??』 観光 『観光??何を見に???』 ノーザンライト(オーロラ)を観に。 『・・・・・・OK』
いつものことだけど。カナダの人は日本人がオーロラを見に行くというのが理解できないらしい。ホワイトホースに行ったときも、何度も聞き返された。バンクーバーのレストランでも。
無事、入国審査は済んだ。
あとは、荷物が来るのを待って・・・・・・昨年は、二十分も待たされた。入国審査よりかかるのだ。
ああ!、今日はもう出てる!!
こんな幸運は初めてだ。いつもは荷物待ちでツアーを止めさせることすらあったのに!!
税関を抜けると、ガイドさんが待っていた。
『向こうのガイドに従ってください!!』
切羽詰っている。 まぁ、そうだろう。 私だって、さすがにここでは写真を撮る余裕は無かった。 だから、往きのバンクーバー空港の写真は一枚も無いのだ。
もう一人のガイドさんに案内されるまま、荷物を再び預け、一度集合。 ちょっとホッとしたが。
『まだ来ていない人がいますね・・・・・・いまお集まりの方だけ、先にお送りします』 やっぱり状況は厳しいままらしい。 この時点ですでに出発時刻14:20は過ぎている。
結果。 やっぱり走った。 肩に食い込む17Kgの手荷物(いいのか?)。 なんとか、乗ることができた。 しかし、ガイドさんの顔すら覚えていない。
14:50 30分遅れで出発。
さぁ、次はエドモントンだ。
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