文化祭のあとボク達はせめて、美月さんを鎮魂させてあげようと美月さんのお墓まで行った。
だが、あの事件のあとの志穂は姉・美月さんのことをすべて忘れていた・・・・・。
Double Cast SS
「失わなくてはいけない記憶」・前編
作者・咲良
「おはよっ!今日は映研の活動あるの?」
いつものように朝早く起きた志穂が朝ごはんを作ってくれている。
そう。ボクたちは一緒に住んでいる。
「ん・・?あぁ。今日は久しぶりに部長が召集命令を出してね。」
それを聞くと志穂は寂しそうにこういった。
「そう・・。じゃ、私は夕飯の買い物でも行っとくね・・。」
・・・そんな風に言われたら置いていけるわけないじゃないか・・・。
そして結局映研の部室の前まで志穂を連れてきてしまった。
何か入りづらいものを感じたボクはそこでじっと動かなくなってしまった。
「・・・おーい??どうしたのー・・??」
志穂の言葉にハッとして、ボクは勇気を振り絞って部室に入った。