中級編

佐伊津弁の基礎をここで紹介します。

その一(地名を使用するとき)

●「本渡にいく」を発音すると「ほんでぇいく」となります。

地名など場所の後にくる言葉が「・・に」や「・・へ」の場合、
語尾が母音「い」、「え」に変化することがおおい。
例)くまもてぇいく(熊本に行く)
  さいちぃいく(佐伊津に行く)

●「本渡に行く」を「本渡さんいく」とも言います。

地名の後にくる言葉が「・・に」や「・・へ」の場合、
「・・さん」と言う言葉が使われます。
例)熊本さん行く(熊本に行く)
  東京さん行く(東京に行く)

その二(親子の会話)

●会話の語尾が「・・ばな」、「・・ぱな」、「・・かな」、「・・ばえ」になることがおおい
父・・・・わりゃ、いつけえって来るっかえ
    (君は、いつ帰ってくるんだ)
私・・・・あ、おりや、いつになるかわからんばな
    (あ、僕ね、いつになるか分からないよ)
父・・・・早うけえってこんば、ばあさんのとぜんなせーさるばえ
    (早く帰って来ないと、お婆さんが寂しそうにしているからな)
私・・・・わかったわかった、んなりばはよけえるよにしゅうだな
    (分かった分かった、それなら早く帰るようにするよ)

という風に子供は親に「・・ばな」などを、親は「・・ばえ」などを使用し会話が成り立っている。

その三(佐伊津の先輩との会話)

先輩・・おーう、わりゃどけーおっとかー。
    (おう、君は何処に居るのかい)
私・・・・あっ、おっですか。おりゃよこはめーおっとですばな
    (あっ、僕ですか。僕は横浜に住んでいますよ)
先輩・・わりゃ、きゅうはひまかい。
    (君は、今日は暇かい)
私・・・・あっおりゃ信吉どんと飲みぎゃいくばってん、よかならあんたも来んまっせっんかな。
    (あっ僕は信吉達と飲みに行きますよ。もし良ければ先輩もきませんか)
先輩・・おりゃよか。わりどもと飲みぎゃ行けばううごつすっもね。
    (僕はいいよ。君たちと飲みに行くとろくなことはないからね)
私・・・・なーんばいいよっとかな。おりどんのごーおとなしかとはどけぇおるかな。わがどんじゃろもん。うう騒動ばするたー。
    (何を言っているんですか。僕達のようにおとなしい人間は何処にいるんですか。自分たちでしょ。大騒ぎするのは)
先輩・・わりゃ、くらすっぞー。よしれんこっばいえば。
    (君は、殴るぞ。至らぬことを言うと)
私・・・・すそやっかな、うそー。
    (うそですよ。うそ)

と言う風に会話が繰り広げられます。

その四(中学校で先生との会話)

●先生との会話です。自分で訳して下さい
先生・・おはよう、早速ばってん出席ばとる。
私・・・・しぇんしぇい、ちょっとまってくだっしぇ。
先生・・なんかいわりゃ。
私・・・・なんさま、はらんいとーなったけん、くそばたれてきてよかですか。
先生・・わりゃ、行くとはよかばってん紙は50センチ以上使うなえー。
私・・・・ほげんたーしてみんばわからんどうもねー。あろば。(プップップー)

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これが解ければあなたは中級編卒業です。がんばって下さい。