73.能勢町今谷道の峠の妙見道標

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能勢町地黄607 妙見山奥ノ院参道階段の下から約110m南東峠の三ツ辻の東部に北西を正面に建つ
(辻の北西部にもう一基が建つ)
尖頭型角柱 60x16x15p(頂高5p)
N34.959802 E135.474074


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北西面
┌――――――――――――――――――┐
│右 能勢妙見道           │
│    大阪大乘結社中       │
└――――――――――――――――――┘

南西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

南東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

北東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘


(『能勢の道しるべ』森本弌著1991発行では73)
(同書に「これも「大阪大乘結社中」の同時造立したもの」とあり、同社中のものは、奥ノ院から近いもの
 順に
 1.「今谷道の奥ノ院道標」すぐ西の道標
 2.「今谷道の峠の妙見道標」当道標
 3.「今谷道の木橋分岐点の道標」真如寺への分岐点
 4.「本滝道下山口の奥ノ院道標」妙見山上
 がある。妙見山から奥ノ院への最短経路上の案内であることを見れば、全て同時に建立が普通であろう。
  当道標は、上記1.の道標と同じ辻に立つもので、こちらは、奥ノ院から妙見山への案内であり、本来
 ならどちらか一本の道標で済むと思われるが、分かりやすさと、石の大きさからみて二基に分けたものと
 思われる。)
(尚、明治の地図を見ると四辻になっており、東の野間大原から犬甘野に続く道に通じている。現在の国土
 地理院の地図等には記載されておらず廃道になったものかもしれないが、鞍部では道らしきものは残って
 いる。此処では一応三ツ辻としておく。
  この東からの道は、亀岡、犬甘野方面から妙見奥ノ院を目指した場合、院の東方の山を越す必要はある
 が、堀越峠を経由するより近いため徒歩であればそれなりの需要は有ったのではないかと思う。)

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【1.道標を北東に望む 【2.道標を南西に望む 【3.道標を東に望む
 峠鞍部の右に当道標  奥(南西)妙見山へ  右下、妙見山へ
 左(北西)奥ノ院へ】  木橋の道標迄約500m】  奥(東)は廃道か】

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【4.道標を北に望む 【5.道標南西面拡大 【6.道標を北西に望む
 斜面にあり南に傾く  「右能勢妙見道」  手前が当道標、
 柵後は堀越峠方面へ】  「大阪大乘結社中」】  辻に二基を立てる】

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【7.能勢町西部の道標】 【8.能勢町東部の道標】
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