37.猪名川町差組69の道標

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猪名川町差組69 野尻川の差組大橋東詰めから南250mの三ツ辻東側擁壁際に北を正面に建つ
(道標迄にはもう一つ小さい中山橋があり橋を渡って60m、大きく見れば五つ辻)
自然石(三角おむすび型) 53x43x21p
N34.879515 E135.378999


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北面
┌――――――――――――――――――┐
│  元治二年            │
│    □月日建之         │
│すく 中山道            │
│    當邑中           │
└――――――――――――――――――┘
(『猪名川町の道標』では「正月」とする)

西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

南面(写真無)
┌――――――――――――――――――┐
│(不明)              │
└――――――――――――――――――┘


(元治二年正月1日とすると、西暦1865年2月26日日曜日となる。)
(『猪名川町の道標』教育委員会1979年刊では34)
(同書に「差組より中山へ向かっていく道で、現在の清和台−虫生−万願寺へとつづいている。」とある。
 当辻は道が拡がり現在(2019年)では一見五差路にも見えるが、一応三ツ辻として見た時に、「すぐ」が
 どの道をさすかが明確な位置に置かれているべきであるが、今の状態では少し怪しくなる。近所の方の話
 では、改修に伴い少し動かされたとの事である。
  何れにせよ「すく」が同書の言う、南東の清和台への急坂を示すとして問題は無さそうであるが、その
 後の道筋が虫生(清和台東三丁目交差点)へ出て、万願寺、中山寺かは疑問な点もある。
 即ち、現在の清和台西1丁目の北(差組の埋め墓地入口)迄は良しとするが、そこから南西、川西市赤松
 へ出て、柳谷に下る方が距離は近く、虫生に下り遠回りする必要は無いと思う。
 赤松には「赤松北谷の道標」、柳谷には「柳谷寺ノ下廻りの道標」があり、何れも「中山道」を案内して
 いる。)
(紀年銘を同書では「正月建之」としている。「正」が読み難く、触った感じでは「三」「五」等も考えら
 れそうであるがどうか。(元治二年は4月6日迄である。)
  又、「月」の下に「日」が刻まれているとした。
 「當邑中」は「当村中」の事。)

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【1.道標を南に望む 【2.道標を南東に望む 【3.道標を北東に望む
 左(南東)清和台へ  奥(南)清和台へ  奥(北東)石道へ
 右奥、赤松へ】  左、緑の下当道標】  左(北)差組大橋へ】

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【4.道標北面拡大 【5.道標北面更に拡大 【6.道標北面拡大
 道路整備により  右側紀年部分が  「□月日建之」
 移設されたと聞く】  少々読み難い】  「正月」らしいが】

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【7.猪名川町北部の道標】
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【8.猪名川町南部の道標】
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