77.神戸市北区山田町上谷上浄光寺北の道標

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神戸市北区山田町上谷上83 上谷上12の浄光寺門前の西40m三ツ辻から北に登り、道なり320mの道西側に
南東を正面に半ば寝た状態で建つ
(途中、門前から200m地点に墓地入口があり東側を抜けて360m地点西側。その西は沢状、東は棚田の三段目)
自然石 65x63x25p
N34.768469 E135.177889


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南東面
┌─―――――――――――――――――――┐
│右 兵こ                │
│    道               │
│左 まや                │
└――――――――――――――――――――┘

北東面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

北西面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

南西面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘


(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊では北区104)
(近世の道標とすれば、案内先「右、兵こ」は「右、兵庫津」、「左、まや」は「左、摩耶山」で問題ないでしょう。)
(『神戸の道標』に「浄光寺から約400m登った黒甲越え道の左側…もとは北方100mの辻にあったが、山崩れで落ちて
 いたのを猪垣にしたらしい。」とあり、現在の位置が説明通りの位置かは分からないが、辻でもなく、猪垣にも成っ
 ていない地点に置かれている。横に何か石造物もあり道が少し西に広くなっているだけで、西下は水が流れるらしく
 沢状に見える。これを越えると雑木林に分け入る踏み跡も有る様だが道では無さそう。やはり移設であろう。
  又、同書では「黒甲越え道」を「…湯乃山街道を下谷上から分かれて北上し、鰻の手池をすぎて金剛童子山の東で
 山稜を越えた後、屏風谷を降って八多村の附物に…」としているので、この道標がある道では無さそうである。北の
 尾根を越えた現県道75号相当の道へ繋がる道と言い換える方が良いと思うが、地理院地図には記載がなく、明治の地
 図にも見えない。ただ尾根筋道へはこの辺りから北に向かうと距離が近く黒甲越え道にも接続している為、北から上
 谷上への近道として需要があったものであろう。明治の地図を勝手に解釈し、建物と点線から現在地の南にある墓地
 入口の南30m辺り(民家北西部)に辻が有ったのではないかと想像する。
N34.767098 E135.177468
 民家北西角辺りで、四辻か三ツ辻かは不明であるが辻南東部に北西に面して建っていて、右は現浄光寺への道、左は
 今は道が無いが、民家の北から東の集落端を通り、山田町上谷上久保37−1の神電踏切辺りに出たのではないか。
 よって、現在地からは190m南の畑のあぜ道あたりからの移設としたい。)
(ここから黒甲越え道に出る事が出来たとしたら、前書の言うように「八多町附物の道標」に繋がる道標となるでし
 ょう。但し黒甲越え道は未踏査です。
  また元の位置考察地点から「左、摩耶山」に向かうことが可能であったなら、「上谷上61の道標」にほぼ道なり
 に繋がる。)

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【1.道標を北に望む 【2.道標を南西に望む 【3.道標を東に望む
 右奥、多分行止り  左奥(南)浄光寺へ  トタン向うは棚田(畑)
 左手前に当道標】  右、水は無いが沢か】  右、浄光寺へ】

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【4.道標南東面左部 【5.道標南東面拡大 【6.道標南東面右部
 「まや」は摩耶山か  「右、兵こ」  「兵」の字はくずし字
 間に亀裂が見える】  「左、まや」】  「こ」は濁点なし】

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【7.道標南西面拡大 【8.道標北西面拡大 【9.道標北東面拡大
 なにもない】  なにもない】  なにもない】

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【10.道標から南を望む 【11.道標南の墓地入口を 【12.元位置候補辺りから
 道標は右枠外  北に望む  南西を望む、右に尾根越え
 奥に浄光寺へ】  右の160m先に道標】  左、上谷上集落へ続いたか】

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【13.北区南部の道標】
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