Raspbery Piを使って、次のことをやろうと思った。 (1) ネットラジオの構築 (2) radikoの定刻録音 (3) シャットダウン用スイッチの取り付け 昔から、一日中自分の好きなジャンルの曲が流れ続けていたらどんなによいかと思っていた。私は洋楽が好きで、東京に住んでいた折、 当時のJ-Waveの開局前の試験放送で、CMやくだらないDJ抜きで、洋楽が延々と流れ続けていたことがあった。これは良かった。本当に 良かった。 そしてたまたま一年ほど前、ネットラジオというものがあり、これを使えば世界中のラジオ放送を、好きなジャンルをチョイスして 聞けることを知った。さらに調べるとネットラジオは、ボードコンピュータを使えば自作できることも分かった。 そのボードコンピュータの筆頭がRaspberry Piだった。 書籍もあり、ネット情報も豊富で、ならばとシステムの構築に挑むことになった。やり始めたら欲が出て、さらにはRaspberry Piの ポテンシャルが高いことも分かり、GPIOをコントロールするデーモンプログラムを作成したり、これまでパソコンで行っていた Radikoの録音もやらせたくなった次第。 これらのことを実現するためには、付随するいくつかの情報が必要となったので、自身の備忘録として本ホームページにまとめた。
右図は、システム構成図である。
ネットラジオは、Raspberry上にmpd(Music Player Daemon)を構築し、外付けのUSB DACでアナログ信号に変換して、オーディオで再生する構成。
ラジオ局の選択等のコントロールは、iPhonのmpcアプリで行う。
次に、シャットダウンスイッチ。RaspberryのOSはLinuxであり、システムを落とすときは、電源をいきなり落とすのではなく、しかるべき
手順でシャットダウンした方がよい。当初は、パソコンのターミナルソフトから、リモートでshutdownコマンドを送っていたが、何とか
スタンドアローンで処理できないかと、専用スイッチを取り付け、これを押すとshutdownコマンドが発行されるような仕組みを構築した。
そしてRadiko。必ず録音しているAM放送が、土曜日と日曜日にあり、週末はパソコンをつけっぱなしにして、これらを自動録音していた。
しかし、Raspberryは24時間稼働させており、これにその機能を持たせれば、週末にパソコンをいちいち起動しておく必要もなくなる。