エニカ シェルパジェット/SS 1960年代 |
33石フルローター自動巻 Cal.1126 |
![]() |
![]() |
土星マークでおなじみのエニカです。シェルパシリーズのひとつで、モデル名はシェルパジェット、24時間針とGMT機能を搭載しています。
キレイな赤金メッキ(たぶん銅メッキ)のムーブで、ローターにも土星マークが刻印されてますね(ダイヤル、裏ブタ、リューズにもあり!)。Rubirotorと呼ばれるキャリバーですが、ベアリングのボールにはルビーが使われているのかもしれません。とすると、33石も納得です。
裏ブタの突起の形状が曲線で、状態もほぼNOS(デッドストック)だったので、今回の裏ブタ開けには神経を使いました。一眼レフのレンズマウントみたいに、マークを合わせて約1/8回転で開閉する珍しい構造になっており、かなり手強かったです(笑)。
チェッカーフラグのような24時間針を見たことがありますが、こいつはポインターデートみたいですね。長短針もちょっと変わったデザインです。なお、上のリューズでインナーベゼルを回転し、別のタイムゾーンがセットできるようになっています。
ところで、エニカはAriste Racineが創業しましたが、ENICARはRacineの綴りを逆にして作ったようです。でも、どうして土星なんでしょうね(謎)。