インター(IWC)
センターセコンド/SS
1968年
17石手巻
Cal.402
ADJUSTED 3 POS
1960年代後半のIWCの手巻モデルです。細身のバトンハンドとドットインデックスで、飽きのこないすっきりしたデザインになってますね。

スムーステンプが採用された近代的なモデルですが、受けの形状やシャトンの感じは、銘機89に似ています。大きさも厚みも一回り小さく、弟分的なキャリバーといえるでしょう。緩急微調整装置は偏心ビスになっており、854の簡易版といえますが、853や854と同様、テンプには調整用のネジが乗っています。

ケースはオーバルデザインで、オメガのCラインやユニバーサルのホワイトシャドーが思い出されます。でも、デザイナーはジェラルド・ジェンタ氏とは別人でしょうね。ブレスは手持ちの市販品を合わせてみました。ラッキーなことに弓カンはピッタリとフィットしています。

画像からは分かりにくいですが、IWCのロゴはアプライドで立体的です。伝統的な筆記体のロゴと'SCHAFFHAUSEN'の表記と合わせてダイヤルデザインのアクセントになっており、IWCファンの心をくすぐります(笑)。