オメガ コンステレーション/14KYG 1953年 |
17石バンパー自動巻 Cal.352 ADJUSTED 5 POS AND TEMP |
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【352コンステの謎 - 混迷編】
丸形の緩急針微調整装置を搭載した、バンパーのクロノメータです。スワンネックはよくありますが、丸形はあまり見かけません。
いくつかの本を見ても、352採用のコンステが本当に作られたかどうか定かではありません。老後の楽しみにオメガ博物館で鑑定してもらおうと思ってます(笑)。
全体的にとてもキレイですが、逆にキレイ過ぎてあやしいという話もありますね。でも、同じ352コンステをお持ちのMさんからいただいた情報によると、ケースとインデックスのデザインが同じみたいです。お互いにオリジナルと信じたい、というところでしょうか。
ムーブは仕上げにも手が掛かっていて美しいです。333、343、354とともに、オメガバンパーの究極の1本といえるかもしれません。
【352コンステの謎 - 解決編】
その後、オメガのホームページで問い合わせをしてみました。すると、シリアル番号から初期のコンステに使われたムーブであり、ケースは14KYG、との回答をもらいました。さらに、1953年に製造され、5月20日にメキシコの代理店に送られた、ということまで教えてくれました!
ダイヤルリダンの可能性はあるとしても、これが352コンステであることは間違いないようです。
最初にオメガに問い合わせをされたのはMさんです。そして、お持ちの時計が352コンステである、という回答があったことを教えていただきました。おかげで、私もモヤモヤした謎を解くことができました。本当にありがとうございました。
でも、老後の楽しみがひとつ減ってしまいましたね(笑)。