コールサインの現在過去未来

さて、当局のコールサインJN1WTQは自分にとって再コールであり、また再割り当てのコールサインでもある。かつてJM1○×△というコールサインを保有していたことがあり、そしてこのJN1WTQにはかつて別の持ち主がいたはずである。

一応調べておこうと思いながら、なかなか実行できないでいるのが、このコールサインを過去に持っていた人の氏名とQTHである。自分がJM1コールで掲載されていた当時のJARL会員録を探してみれば、この旧JN1WTQがJARL会員であれば載っているはずだ。
JN1WTQとして再開局し、６ｍで移動局を呼んだとき、「何回かお相手していただいておりますね。ありがとうございます」なんていわれなければ、こんなにも気にならなかったのに。もちろん相手の勘違いかもしれないし、似たようなコールサインの人とQSOしていたのかもしれない。でも、誰かのログには、旧JN1WTQの記録があるのかもしれない。決まった人としかQSOしない電話代わりのアマチュア無線家でなかった限り・・・・。その場では再割り当てのコールサインで、まだ数局としかQSOしていないことを伝えておいたが、またこのようなことがあった時のために、以前の持ち主の氏名とQTHくらいは把握しておいたほうがよいと思ったものだ。

開局したての頃はつい「ジュリエット、マイク、ワン」と言ってしまい、慌てて言い直したものだ。最近はさすがにそういうことはなくなったが。そして、旧JN1WTQと間違われるような場面にも、開局直後に一度間違われて（？）以来遭遇していない。

かなり以前、CQ誌にコールサインの割り当てを順次掲載していた小冊子が付属していたことがあった。この冊子で、自分のかつてのコールサインは横浜市港北区のYさんに割り当てられたことを知った。しかし現在のJARL会員録には、このコールサインは掲載されていない。少なくとも今はJARL会員ではない、ということだ。このYさんも、旧JM1○×△の持ち主のことは気になったのだろうか。それとも全然気にせずQSOしていたのだろうか。いまも継続しているのだろうか。それとも局免切れで、私がその気になれば旧コールに復活できるのだろうか。

旧コールサイン復活という制度が始まって気がついた。実は私は、このJN1WTQというコールサインを非常に気に入っており、手放す予定はないということに。JM1○×△が空いているかどうかは、空きコールサイン照会センタで調べることは可能だが、あえて調べていない。

旧JN1WTQ氏のことも、あえて調べないことにしようか。