お肌にアロマ
初めて精油を使用する前には注意事項をお読みください。
「どんな精油を使えばいい?」・・・そんな時は、目的別精油一覧へどうぞ。
◆◆◆ローション(化粧水)◆◆◆
<材料> ・精製水(ミネラルウォーターかハーブ水でも可) 45cc
・無水エタノール(度数の高いウォッカでも可) 5cc
・精油 5〜10滴 (0.5〜1%濃度)
・水分を計るもの(ビーカーなど)
・保存用容器(容量50cc以上、ガラス製の茶や青の遮光ビンがベスト)
<作り方> 1.精製水を計り、容器に入れる
2・エタノールを計り、そこに精油を加える
3・1の精製水に2を加える
4.よーく振ってできあがり
※振ってから使ってください。
※上記のレシピで肌が乾燥する場合はグリセリンを加えてもよいです
(グリセリンの量は肌の状態により1〜5cc程度で)
※早めに使いきるか、冷蔵庫に保存(特に夏場は)してください。
◎グリセリンの保湿作用について
グリセリンは通常、空気中の水分をとり込む保湿作用がありますが、
湿度の低い(乾燥している)場所や季節では、お肌の水分をとり込んで
しまうらしいのです。つまり、冬場はグリセリンを使用することで、
かえって肌が乾燥してしまう、ということが考えられるのだとか。
そこで、地域によっては冬場の使用は控えた方が良いかと思います。
乾燥肌向けのハーブ水(ネロリ、カモミール、ローズなど)や精油で
対応することをおすすめします。
◎ベタイン(保湿剤)について
冬場はグリセリン入りの化粧水がどうもしっくりきていなかったので、
「いまじん」さんからベタインを取り寄せてみました。
ベタインとは、「砂糖大根(別名ビート、砂糖の原料として使われる)から
抽出した、保湿作用を持つアミノ酸の一つ」なんだとか。
市販の化粧品やシャンプー、パーマ剤にも使われているそうです。
特徴としては、グリセリンと同じかそれ以上の保湿力がありながら、
グリセリンのように刺激を感じることはほとんどないとのこと。
(グリセリン入り化粧水では刺激を感じる人がけっこういるようです。
私も肌荒れがひどい時などは若干ぴりぴりします。)
しかも、ベタイン入り化粧水の使用感はベタベタせずさっぱりときた。
ほんとにこんなに良いことづくしなのか?
50mlのハーブ蒸留水+ベタイン5gの化粧水を作り使ってみました。
確かにグリセリン入りよりもしっとりするような・・・手応えがあり(笑)。
どうしても1年中皮むけ状態のままだった眉間も落ち着いています。
ぴりぴりするとかいった刺激も、今のところまったく感じていません。
ベタイン、いいかも・・・・・・。しばらく使い続けてみるつもりです。
参考までに… <最近のマイレシピ 2000年初秋>
バラ水 40cc、無水エタノール1cc、グリセリン1〜3cc、
精油(ラベンダー1、ゼラニウム1、パルマローザ1、ローズウッド1)
………注:かなりアバウトです。(^^;;
<最近のマイレシピ 2001年2月>
グリセリン1ccに精油(サンダルウド3、イランイラン1)を入れたものを、
精製水30ccに加える。 サンダルウッドでかーなーりしっとりします♪
これにローズヒップオイルをうすーくのばしたら、お手入れ終了。
湿度30%カラカラの部屋でもお肌が負けないのがウレシイ(^^)
<最近のマイレシピ 2001年6月>
グリセリン5ccと無水エタノール5ccを合わせた中に
精油10滴(サンダルウッド、ラベンダー、ローズウッド、ネロリなど)を
加える。それを精製水90ccと合わせる。(←0.5%濃度)
暑くなってきたので冷蔵庫で保存することをオススメします。
冷やしておくと使う時に気持ち良いしね。
◆◆◆クリーム◆◆◆
顔に、手に、足に、体中どこにでも使えます。もちろん髪にも。
精製水の量を増やして作れば乳液もできます。
ROEとGSEを加えたものは一年くらい保存可。(ただし涼しい場所で保管)
そうでないものは、冷蔵庫に保存して早めに使いきりましょう。
<用意するもの> ・水分を計るもの(ビーカーなど)
・ティースプーン
・ガラス容器(容量50ccくらいの広口のビン。
ジャムが入ってるような、、、って、わかる?)
・混ぜるもの(ガラス棒が良いけど、つまようじや竹串でもOK)
・精油 3〜6滴(0.5〜1%濃度)
・ROE(酸化防止剤) 1滴
・GSE(保存剤) 1滴
ノーマルレシピ (注:あくまで私の肌(乾燥肌)が基準です)
・ベースオイル 10cc
・乳化ワックス ティースプーン1杯(約3g)
・精製水20cc
さっぱりレシピ
・ベースオイル 5cc
・乳化ワックス ティースプーン1杯半(約5g)
・精製水 25cc
<作り方> 1.平らなフライパン(うちのはテフロン)に1cmくらいお湯をはる。
(65〜70℃がベストらしい。私はあまり気にしてないけど。)
沸騰しない程度に、弱火で温度を保っておく。
2.ベースオイルと乳化ワックスとROEはビンに入れる。
精製水とGSEは計量したビーカーに入れたままにしておく。
(注:ビーカーが耐熱性でない場合は別にビンなどを用意する)
ビンとビーカーを1.のフライパンで温める(湯せんにかける)。
3.両方が温まったら(乳化ワックスは完全に溶かすこと!)、
ベースオイルが入ったビンに精製水を一気に加え、フタをして
よーーーく振る。(3分くらいは振り続けた方が失敗しない)
その後は、冷めるのを待ちながら時々振る程度でOK。
4.粗熱がとれてクリーム状になったら、精油を加え、よく混ぜる。
・・・・「クリーム状にならない!」とあせるかもしれませんが、大丈夫。
冷めるにしたがって次第に固まってくるハズです。
ただ、室温によってはなかなか固まらないこともあります。
私も3時間くらい待ったことがありました・・・・・(^^;;
それ以来、この待ち時間をなくすべく、夜に作ることにしています。
「作り方 3.」の振るところまで済ませて、寝ちゃうんですね。
そうすると次ぎの日には、すっかり冷めてクリームになってます。
◎ROEとGSEについて
ROEはローズマリーから抽出される天然の酸化防止剤で、
ベースオイルの酸化を防ぎます。
GSEはグレープフルーツの種から抽出される天然の保存剤で、
水分を安定させ腐敗を防ぎます。
詳しくは、購入先のE−Conception(APLaC)さんのHPを
ご覧ください。(取り扱い商品のページに説明があります)
なお、乳化ワックスもこちらで取り扱っています。
◆◆◆ミツロウクリーム◆◆◆
ミツロウ(蜜蝋、ビーズワックス)を利用した、固めのクリームのレシピ。
ハンドクリームやリップクリームとして使えます。
精油の量を増やせば、練り香水にもなります。
ミツロウとは、蜂の巣の成分で、蜂蜜やプロポリスと同じ成分を含んでいます。
ミツロウ自体に抗菌作用があるので比較的長持ちしますが、
油脂の酸化臭がし始めたら使用を止めてください。
<用意するもの> ・ビーカーと計り
・混ぜるもの(あればガラス棒。つまようじや竹串でも可)
・30cc容量のガラスかプラスティックのコスメ容器や軟膏容器
基本レシピ
・ミツロウ 5g
・ベースオイル(スウィートアーモンド、ホホバなど) 25cc
・精油 6滴(1%濃度)
ココアリップクリーム
・・・・ココアバターを使うと基本レシピよりしっとり感up。
ココアバターをシアバターにかえると、さらにしっとり。
・ミツロウ 5g
・ベースオイル 15ml
・ココア(カカオ)バター 5g ・・・製菓材料でOK
・はちみつ 5ml
・精油 3〜6滴(0.5〜1%)
<作り方> 1.フライパンに1cm位お湯をはリ、沸騰しない程度に温度を保っておく。
2.ミツロウをビーカー(または耐熱容器)に入れ、
1のフライパンで湯せんにかける。
*ココアバターも使う場合はミツロウと一緒に湯せんにかける
3.溶けたら2にベースオイルを加え、よく混ぜ合わせる。
4.混ざったら湯せんからはずし(はちみつを加えるならここでよく合わせる)、
容器に流し入れる。
5.しばらくして粗熱がとれたら(中心1cm位を残し周囲が固まった状態)、
精油を加え、よく混ぜあわせる。
◆◆◆虫除けスプレー◆◆◆
ぢつはこのレシピ、「エアフレッシュナー」と同じようなものだったりします。
使い方を変えるだけ、ってことなんです。。。(^^;;;
<用意するもの>・ビーカーなど水分が計れるもの(ガラスか陶器製がよいです)
・50ml以上の容量のあるスプレーボトル(ビンがベスト)
・精製水かミネラルウォーター 40ml
・無水エタノールかウォッカ 10ml
・精油(「目的別精油一覧」参照)10〜20滴(1〜2%濃度)
<作り方> 1.精製水をビーカーで計りスプレーボトルに入れる
2.ビーカーで無水エタノールを計り、そこに精油を加える。
3.2をスプレーボトルに入れ、ふたをしてよく振りまぜる。
<使用法> よく振ってから、お肌にシュッと吹き付けてください。
参考までに… ペパーミント、ユーカリ、ヒバで作りました。(2000年夏)
「熱い時は冷やし、冷たい時は温める」作用があるペパーミントを使うと、
寝苦しい夜などもスーッとして気持ちよく眠れます。