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マッチポイント
Match Point
★★★★★★★☆☆☆
2005年 イギリス
監督/脚本:ウディ・アレン
出演:ジョナサン・リース=マイヤーズ / スカーレットン・ヨハンソン / マシュー・グード / エミリー・モーティ
マー


☆こう観た☆
 もう4年前になります。『ゴーストワールド』で、無気力で冷めた女子高生から社会をわきまえた大人へと
変貌するスカーレット・ヨハンソンの姿が私には衝撃で、映画の善し悪し以前に強烈な印象を残しました。
そして、2年ほど前に観た『ロスト・イン・トランスレーション』ではすっかり成熟して、少しポッタリしたボディ
と厚〜い唇もまた魅力的な女に成長しておりました(なんと現在22歳!この艶っぽさはどこから!?)。私
の中では、いずれも彼女でなければさぞかし凡庸な映画だったんだろうなぁと思っています。つまり、彼女
の美しさこそが、映画の評価そのものを一定量引き上げていたということです。今回も、女性を美しく撮る
ことに長けたウディ・アレン監督が期待を裏切りませんでした。

 プロを引退し、高級テニスクラブのインストラクターとして第二の人生をスタートさせたクリス(ジョナサン・
リース・マイヤーズ)。逆タマに乗って美しい富豪の娘(エミリー・モーティマー)と結婚、義父の会社で重
役昇進とトントン拍子に見えた彼の人生でしたが、逢瀬を繰り返していた浮気相手・ノラ(スカーレット・ヨ
ハンソン)からプレッシャーを掛けられると、次第に歯車を狂わせていきます。
 ウディ・アレン持ち前の会話劇は健在。英会話ソフトとして勉強になるでしょう。ただ、力を発揮しすぎて
か、不必要なくだりもあるような気がして少し長さを感じますが。
 オペラ鑑賞、美術館デート、大人数の会食など、私のような庶民には到底味わえないセレブな世界を舞
台に、品のある役者が揃って格調高く仕上がっています。彼らのゆとりのある立ち振る舞いはたいへん参
考になります(笑)。ところが中身はドロドロで、ベタなソープドラマを見ているよう。結婚と浮気を「愛と愛欲
の違いだ!」と弁解するクリスがいかにもって感じで滑稽です。
 フェロモン爆発のスカーレットは前述の通り。『楽園をください』の頃から注目していたジョナサン・リー
ス・マイヤーズの成長ぶりにも目をみはり、個人的にはこれだけで満足!
 ラストは思いがけぬ大どんでん返しが待っています。クリスの序盤のセリフが思い出されます。人間
“運”も重要ですねぇ。
written on September 15, 2006


▽オフィシャルwebサイト:こちらから



▽ここで観た:梅田ガーデンシネマ(大阪) 



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