One Minute Silence バックステージご招待!

渋谷クラブクアトロ - 2/12/99


今回は世界一アンラッキーな管理人に成り代わり、宇宙一ラッキーなKowalskiさんにこのレポートを執筆していただきました。Kowalskiさん、どうもありがとうございます!!


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ワンミニットサイレンスって? バックステージパスって?

バックステージパス。皆さんは、誰もが憧れるこのスーパーアイテムを手に入れたことはあるでしょうか? なんと今回僕は、ROCKIN’ ON2月号のONE MINUTE SILENCEバックステージご招待に当選してしまいました! (* 管理人註 --- ここの管理人Katsも偶然たまたまこれに当選していたにも関わらず、都合が合わなくて泣く泣くキャンセル。そのバックステージパスはこのレポーターKowalskiさんのお友達の手元へ・・・・。よってつくづくKowalskiさんが羨ましいわけです私は。 だからこのレポートを無理矢理書いてもらったわけです、私は。) 5名だけという、超狭き門にもかかわらずです(応募者が少なかったという説も巷では有名)。ここで、まずそのONE MINUTE SILENCEについてちょっと説明させて下さい。メンバーは、

VOCALS: Brian “Yap” Barry
GUITAR: Chris Ignatiou
BASS: Glen Diani
DRUMS: Eddie Stratton

で、イギリス出身(一部アイルランド出身)。ギターポップ(ロック?)やダンスが全盛のイギリスシーンの中では珍しいミクスチャー系(ラップメタル?)のバンドです。で、メンバーのRage Against The Machine好きからも分かるように、アメリカンサウンドから影響大です。だから、オリジナリティーが無いと感じるかも知れませんが、それは本人達も分かってるようで、インタヴューでは「オリジナリティーと言うのはとても表現するのが難しい。でも僕達は良いライブバンドだという自覚もある」と言っています。

ちなみにOne Minute Silenceと言うバンド名の由来は、イギリスの習慣で、要人が亡くなった時に国全体で1分間の黙祷を捧げるという意味らしいです。1分という時間を捧げてリスペクトを表明するらしいです。って言うか日本にもありますよね。


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バックステージパスの威力

ライブ当日、ボクはいきなり寝坊なんてしちゃって緊張感ゼロですが、渋谷に向かうにつれテンション上がってきました。一緒に行く友達も寝坊したみたいで、会場のCLUB QUATTROに着いたのは開場時間の6時過ぎ。本来なら整理番号500番台なので、あの狭い階段もしくは超コールドな外で待たなきゃいけないけど、入口の招待受付にバックステージパス(以下BSP)を見せると、あの光り輝くBSPシールをもらいそのまま中に入っていいとのこと。さすがBSPの威力は絶大です。実はここでもう1人の当選者と会ったんですが、なんとボクの友達とその人は友達同士でした。「ウソ!やだ~♪」って感じで世界は小っちゃいですね。

中に入って炭酸のぬけたジンジャエールを飲みつつ待ってると、開演時間が迫るにつれ場内はほぼ満員。SEを聴いてるとSOULFLYのBLEEDがっ!う~ん、見たかった。それからなんと、今みんなが待っているONE MINUTE SILENCEのStuck Between A Rock And A White Face(長っ!)がかかる。どういうこと? 始まる前に本人達の曲ってかかるもんなの? 深い意味でもあるのかな。たぶん無いけど(笑)。


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とにかくまずライヴ

さて、ここからはメチャクチャなので読むのが大変だと思います。ボクも何書いてんだか分かりません。7時をちょい過ぎると、ついに登場!・・・・したのはいいけどお客さんが凄い。ベース側(右)にいたんだけど、音が鳴ってないのに倒れそう。そして、さっきかかったヤツ。イントロのベースのチョッパーがカッコいいんだけど、そんなの見えない(笑)。人の波が激しいぞー。周りでは女の子が倒れまくり&助けまくり。そして体温が一気に上昇。みんなの汗は僕のもの、僕の汗はみんなのもの状態です。しまった!Tシャツ着てくりゃ良かった(ロンTでした)。更にしまったー!着替え持ってきてない。もうカオスです。とどめにYAP(vo)ダイブ! もう何がなんだか分かりません。

落ち着いて(ウソ)メンバーを見てみると、まずYAPは上半身はだかで観客をオラオラと煽りまくり。アノ凄い髪型(そり込み)は、なんか生えてきちゃったみたいで、タダの坊主。ちゃんと剃っとけ。コスプレでやって来ちゃった人がいたら可哀相だろ。ベースのGLENも凄いアクション。なんか相撲の四股をやりながらグルグル回ってて、よくそれで演奏できるな~と思いました。ギターのCHRISは…全然見えない。ドラムのEDDIEは、一曲終わるたんびに前に出てきてバンザイポーズ。

関係無いけどMCでなんか言うたびに観客が「YEAH!」って言うのは、ボク的には良い印象ないです。何言ってるか分からない時には、そういう反応をすれば良いのに。分からなかったら、もっと簡単に言ってくれるんじゃないかなと思います。この日も「 Say FUCK YOU To EDDIE!」に対して「YEAH!」。彼等も困ってました。でも最後は通じたかも。

でも、ホントにお客さん凄かった!波が凄くて2,3列目にいたと思ったら、押されて1番後ろの方に。かと思ったらまた2,3列目に。靴紐がとけたのにいつまでたっても直せません。そして、そのまま無謀にもサーフィンしようとしてジャンプしたら、靴紐が引っ掛かって誰かさんの頭に顔面をぶつけて口の中出血しちゃいました。あと、なんかグレート・ムタ(プロレスラー)みたいな格好の人がいてカンフーアクションしてました(笑)。恐くて誰も近づかない。

途中、6人ぐらいステージに上げて、曲が始まると同時に一斉にダイブさせたりしてメンバーも楽しんでいたり、新曲やったりでライブはアッという間に終わってしまいました。え!ライブレポートこれで終わり?って読んでて思った人もいるかも知れませんが、ホントにごめんなさい。まあ、記憶をぶっ飛ばされるぐらい楽しかったです(笑)。

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さあバックステージでご対面!

大体50分ぐらいの記憶をぶっ飛ばすライブが終わって、ついにBSPの出番だ!ポケットのシールに手を伸ばすとシールはフニャフニャ。マジックで書いてもらったROCKIN’ ONって字も解読不可能に。おまけに煙草がジーンズの色落ちで青色になってました。その上、着替えが無いのでベトベトのままバックステージに行くことに。良いのかな?

なかなかの好青年に案内してもらうと、出たー! 本物。休んでるよ! 皆さんライブが良かったのか、機嫌が良さそう。とりあえず自己紹介して、持ってきたイイチコ(笑)と、ワンミニットサイレンスシール(mariさんありがとう!)を手渡す。(* 管理人註 --- 掲示板で半ば冗談交じりに考えた「一分静寂」という「One Minute Silence」の日本語訳。そしてその「一分静寂」という文字の書かれたステッカーシールを、掲示板でお馴染みmariさんが作ってくださった。) とても喜んでくれましたが、もっと後のほうに渡せば良かったかな。と言うのも、ボクはめちゃくちゃナーバス(緊張しない方が変?)だったので、そのあと何したらいいか分からない! スタッフさんにもらったコーラを飲みつつ(飲んでる気がしない)メンバーを見ると、なんかオバさんとインタヴューしてるみたい。もしかしてあの人がROCKIN’ ONの人だったのかな。そんだったら、バックステージパスをくださったことに対してメルシーボクーの1つでも言いたかったです。今、言います「ありがとうございます!」

あらためてメンバーを見ると、EDDIEは他の当選者の方となんか爆笑トークしてる。羨ましいぞー! GLEN(b)はスタッフさんと、クラブ行こっかーって話してて、Chris(g)ははじっこで1人丸くなってます。かわいいぞー。それでYAP(vo)と話してたら、次の日にはツアーでロスに行くみたいで、ツアーって本当に大変そうだなって思いました。次はいつ頃日本に来れるのって、来たばっかりなのにバカな質問(言ってから気づいた)してみると、「フジに出たいんだよね~」って言ってました。主催のSMASH(大将)さん!呼んで下さい!それと、フジロックのことを知ってたのに驚きました。やっぱビッグなイベントなんですね。

で、文章にすると短いですが40分ぐらいいました(笑)。みんなと写真撮ったりサインしてもらってたら、スタッフさんが「もうそろそろ…」っ言ったとたんに、緊張モード脱出できて色々と話せました。最後にEDDIE(drs)からメールアドレス教えてもらいました。みんな凄い良い人でした。その良い人振りは、外で出待ちしてる人達にも発揮されてました。さっき会ったのに(笑)外で待ってたら、メンバーが出てきてみんなと写真撮ってあげたり、サインしてました。たぶんそこで30分ぐらいみんなに良い人振りを発揮してたでしょう。僕はさっき親切だったスタッフ(マネージャー)さんと写真を取りました。私達も有名になったもんだって言ってました。

KORNBEASTIESと大きい会場が続いたので、狭いトコは一体感があって楽しかったです。歌詞や音は攻撃的だけど、とっても優しかったONE MINUTE SILENCE。また来てね。今度はもっと記憶を飛ばして下さい。できれば、フジで。あと人生初のBSPは、なんか優越感に浸れて良かったです。皆さんもできる限りプレゼントには応募しましょう(僕が送るヤツ以外)。では、ただの感想文(日記?)みたいのをここまで読んでくれてどうもありがとうございます!

I LOVE YOU!

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Last updated: 2/ 22/ 99