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皮膚の張り替えが可能・髪の植え替えが可能
 例のカミナリのエピソードから。前述のように彼女たちは自己修復機能を持った皮膚を持っているはずだが、損傷が激しいので医師の治療を受けた。この辺は人間も一緒ね。しかし手順が一次コート,二次コート,仕上げ...? まぁ、人間の皮膚だって基底層から角質層までいくつかの層に分かれているから、これを参考にしたものなら層構造になっているのは当然か。いやまてよ、そうだとすると一次コートがケバだっているのは不自然だ。とすると、これらの手順はこう考えるべきだろう。
  1. 一次コート:癒着まで2日という驚異的な回復に必要な栄養と素材の補給、およびクリーニングを行った後でむき出しになった患部の保護
  2. 二次コート:新しい皮膚の張り付け
  3. 仕上げ  :患部に電気や薬品による刺激を与えることにより活性化させ癒着を促進させる。これにより新旧の皮膚間の境目が消えるし、活性化により皮膚は潤いを取り戻す。
 これならば一次コートから二次コートまで日をおいたのは投与した栄養・素材の十分な吸収のためだし、一次コート後にケバだっているのは保護が主目的のため患部より大きめにしてあるためと言える。また保護膜は二次コートのさいに取り去られるか、キチン質のようにそのものが素材となるのだろう。 こうしてみると人間の皮膚移植と一緒じゃないか...。あ、でも入院から一次コートまでに日をおくのは違うな。これはロボットの患者が久しぶりで材料などがなかったか、個体に合わせて調整する必要があったのだろう。

 同じ時に髪も植え替えられているが、植毛ぐらい現世でも行われているじゃないかとか思ったら大間違い。彼女たちの髪がのびないと決めつけることはできないので、これは毛根(に相当するもの)も含めて植え替えられているという可能性がある。とはいえ毛母細胞ごと植えるというのも現世でもあるから驚くことはないかな、うん。


頬を赤らめる
 頬を赤く染める。酒を飲んだとき。ハズかしいとき。男女の機微を感じたとき。etc. 彼女たちはけっこう「頬を赤らめる」ことがある。人間の場合は何とかいうホルモンが分泌されて血管が膨張することにより皮膚の薄い頬が赤く見えるのだが、彼女たちはどうか。彼女たちには前述のとおり内循環系が装備されていると思われるが、これは機能的な見地からは人間と同様である必要はない。エネルギーと再構成素材の運搬だけなら昆虫のように緑色でもタコのように青色でもいいわけだ。しかし人間と共に暮らすという彼女たちの役割上はそうはいかない。ちょっとケガをしたからといって紫の血を流させるわけにはいかないのだ。
 さて、酒を飲んだときを別にして彼女たちが頬を染めるのは何故か。簡単にいえばこれも彼女たちの役割のためだと思われる。すなわち善き隣人として。まぁ何よりかわいらしくていいじゃないか(←このページの趣旨に反する発言だなぁ)。
 それはともかく、彼女たちの開発者は、ともすると無表情と思われがちになる彼女たちに、十分な表情を(持ちうる力を)与えることに努力を惜しまなかったにちがいない★1。その成果もあってか彼女たちは適切なシーンで頬を染めている。 ここで言えることがある。彼女たちは(意識下にあるかは別にして)そのような場面をよく理解しているということだ。具体的にアルファさんの場合はこんなとき。
  1. 不本意な髪型を見せなければならないとき
  2. ダジャレをハズしてしまったとき★2
  3. 「2人の世界」なんてものを感じたとき★3
 1.は自分が不本意な姿を見られたくないという意識で中心は自分だからまぁいい。 2.は自分も含めてその場の雰囲気を感じとる必要があるから、彼女が人とよくつきあってきた証とも言えるかな。 3.は自分以外の人の感情を見てとる必要があるが、この場合の2人とは当然異性であり、その2人の間の感情をみてとれるということは、彼女自身もそういう感情を持ちうるということになる。つまりは恋愛感情★3。これはタイヘンだ。アルファさんが恋愛感情を持ちうるということは、例えばセックスも可能ということになる(#これを読んでいるあなたがいくつかはわからないが、恋愛感情を持つと求め合うものなの)。まてよ、そうだとするとアヤセの「おめえちっとは警戒しろよ」発言も納得がいくなぁ。うん、きっとそうなんだろう。特に不都合もないし。
★1結果は開発者たちの想像を超えているし。
★2第35話「夜のにおい」
★3第15話「砂の道」(この場合の2人は直接そんな間柄ではないと思うが)

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