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ミサゴの水上走行
忘れていたが、ミサゴは水上を走ることができる。断っておくが実験艇の鶚のことではない。第 23話で走った上に数十mもジャンプしている。 ミサゴは あー なので(笑)もう 何でもあり な感じで気にしていなかったが、彼女がたとえホントに妖怪だろうと実は Aタイプだろうと この世の物理法則には従ってもらわねばならない。ではあれはどういうことなのか。
水上を歩くことは実は簡単である。右足を踏み出して、それが沈む前に左足を出せばよい。★1
...いやそうじゃなくて。
えーと、水の上を歩くことは可能なのか?
水上歩行というと、よく忍者の水蜘蛛が引き合いに出されるが、基本的に体重分の浮力が必要だから水蜘蛛の体積は自分と同等となってしまう。(参考) 当然ミサゴの様に素足では浮くはずがない。
では走行はどうだろう。
よく 30mの高さから落ちると下が水でもコンクリートと同じ とか言うように、ある程度の接触面積がある場合で極めて短時間なら液体でも硬いものとして扱うことができる。
接触面積は当然 彼女の足の裏の面積であり、決して大きいとは言えまい。さらにミサゴの走行シーンではかなりの水しぶきが立っていたからロスも大きいだろう。果たしてどれほどの速度で着水すれば体重を支えてなおジャンプまでできるのか。その際、液面から足の裏をひっぱがす時の抵抗も考慮しなければならない。
なかなか難しそうだが、私も液体は専門外なのでもう少し勉強せねば答えが出ない。★2
★1参考文献:HAL(あさりよしとお著)
★2専門の方、教えてください。
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しかし、実際のところ不都合のない値は出そうにないような気もする。音速を超えるとか。
その場合はどう考えればよいのか。
液体の粘度や比重が高ければ考えようもあるが、湖は魚も住んでいるから普通の水だろう。すると考えられるのはミサゴが普通ではないということか。(性格がじゃなくて)
- 実はサイコキネシス
- 実は魔法使い
- 実は電脳世界
- 実は体重が非常に軽い
このページの趣旨からして 1.と 2.は却下である。
3.はありえないわけでもないのだろうが、つまらないのでここでは考えない。
では 4.か。
だが、彼女は脊椎動物だ。(たぶん) 鳥のように極力軽い構造をしていたとしても肉体の比重は 1を大きく下回ることはあるまい。 すると肉体自身は重いのに体重が軽いということになる。これはつまり「何らかの方法」で上向きの力が働き、見かけの体重が軽くなっているのだといえよう。
では、「何らかの方法」とは?
- 見えない羽根がある
- 上から吊っている
- 重力制御している
だんだん怪しくなってきたな。
えーと。
1.の羽根は、見えてようが見えていまいが存在するのならば水しぶきに影響されるだろうから却下である。
2.は操演者が必要だが、ミサゴと折り合える者などおるまい。いやそれ以前に上って何処だ?
3.はどうだろう。
重力制御は現代でも夢の技術だが、そもそも重力子(graviton)ってまだ見つかってないような。
でも例えば、生体兵器であるガイバーは腰のグラビティコントローラーで宙に浮く。同じく生体兵器のクウガはドラゴン形態で高層ビルの屋上までジャンプできる。これは体内に融合した霊石アマダムによる効果だろう。このように生体においても重力制御が可能なことを我々は経験的に知っているのだ!
嘘です、すいません。
ここは、ヨコハマの時代までに重力のなんたるかが解明されて、いろいろと応用が利くようになっているのだと期待したい。彼女が妖怪の場合は解明されていなくても使えるのだろうけど。
待てよ。
だとすると、ターポンにもそれが使用されていても不思議ではあるまい。以前ターポンの質量を求めたが、重力制御が可能ならば翼の揚力ばかりに頼らなくても飛んでいられよう。
また、その重力制御が地球のような大質量と無関係に働かせることができるなら、エンジンの代わりをさせることができるかもしれない。ターポンがプロペラ機との設定があるとだいぶ前に聞いたことがあるが、これなら外見上はプロペラ機でも構わない。
さらに宇宙戦艦ヤマトのような人工重力ができるから、ターポンが「上下のある構造」をしているから宇宙空間での利用は前提にしていない、とも言えなくなるではないか。
さらにさらに、ミサゴが Aタイプだとすると アルファさんにもその能力は継承されているだろう。さすれば NIGHTBIRDも夢の中だけでなくホントに飛んでいたのだと考えることもできるようになってしまう。
うむ、やはり重力制御は夢の技術である!
ところで、タカヒロも成長してしまったことだし、これでミサゴが出る回は必ずマッキが出るということですね。
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