人里離れた山の研究所・・・・・・・・・
そこに原因不明の大爆発が起こった。
この事件こそが・・・・・新たなる事件の始まりだった。
続ダブルキャスト 新たなるキャスト
No.1 終わりから始まるドラマ
作者 STX
あれから一年もたった。
僕が“美月”と出逢い、そして凶暴な人格“美月”から“志穂”を助けてから・・・・・・。
そして僕と志穂は正式なカップルとなり、今でも同居している。
「ね、今日の夕食何にしようか?」志穂はエプロンをして話し掛けてきた。
「それじゃ・・・・・・お好み焼きにしようか?」
食生活には困らないし、近所では夫婦と思われがちだ。
それでも僕は志穂と一緒にいるだけでも嬉しい。
しかし、僕と志穂の間に、また新たなる事件が起こってしまう事になろうとは・・・・・・・。
プルルルルル・・・・・・プルルルルル・・・・・・・・。
夕食を食べている途中に僕が所属している映研の部長篠原遥さんからの電話がきた。
「部長、なんですか?」
「あのさ、明日の朝9時に志穂ちゃんと一緒に来てくれない?」
「え?」
「今年の学園祭にやる映画を発表するのよ」
「そうなんでですか・・・・分かりました」
そう言いながら僕は電話を切った。
志穂に明日のことを話した後、僕はシャワーに入ろうとした時・・・・・・・・・・・。
プルルルルル・・・・・・プルルルルル・・・・・・・。
また電話が掛かって来た。 志穂が電話に出た。
「はい・・・・・・!?・・・・も・・・・・森崎先生!?お久しぶりです!?」
電話の主は森崎真奈美先生の様だった。
「はい・・・・・今すぐですか?
今は、ちょっと都合が・・・・・・はい、明日の昼頃なら、構いません・・・・・はい明日の昼2時頃ですね?分かりました」
僕はなんとなく志穂に聞いてみた。
「さぁ、何となく慌てていたけど・・・・・」
このとき・・・・・今の電話で気付くべきだったのかもしれない・・・・・。
一年前以上の大惨事になる事に。
「今日集まって貰ったのは他でもない。今年の学園祭に発表する映画の企画の発表をする」
僕と志穂は電話の通りに部室に来た。
「今回は、アクション映画を撮ることにする!?」
全員が一斉に叫んだ。(もちろん僕と志穂も・・・・・・・・・)
「ほ、本当ですか!部長!?」
「あぁ、本当だ」
「でも、アクション映画が撮れるほど部費が有るのですか?」
僕は聞いてみた。
「安心なさい。去年の映画で部費は何千万ものお金を貰ったのよ」
そこまで儲かっていたとは、僕も知らなかった。
(映研の部員がそんな大切なことを知らないでどうする。《STX談》)
どうやら台本は昔シナリオライターをしていた部長の友達が書いたものらしい。
僕は期待に胸を振るわせた。 僕が一番好きな映画のジャンルだからだ。
クランクインは明後日だそうだ。
部長の話が終った後、昼食を食べた。
そして、僕たちは南西総合病院に足を運んだ。
「何なのだろう?森崎先生・・・・・」
僕は呟いた。 志穂も“さぁ”と答えるばかりだ。
志穂は病院の受付に向かった。
志穂と受付の看護婦と話している時だった。
後ろから“何か”を感じた。
背筋が“ゾォ”っとした。 背中が怖いほどに・・・・・・・・・・・・。
「どうしたの?」 志穂に声をかけられて我に返った。
「い・・・いや、なんでも・・・」
僕たちは森崎先生の診療室に入った。
「あら、志穂ちゃん。いらっしゃい・・・・あぁ、君も来たの・・・」
森崎先生は僕を見て怪訝に答えた。
「じ・・・実は・・・・志穂ちゃんに会いたい人・・・・と言うより、会わせたい人がいるの・・・・・」
「「?」」
僕たちは顔を見合わせた。
「さぁ、入ってきて」
僕たちが入ってきたドアから、人が入ってきた。
僕は・・・・いや、僕と志穂は驚いた。
その人は・・・・
「お・・・・お・・・・・お姉ちゃん!!?」
最初に驚いたのは志穂だった。
無理もない・・・・死んだはずの美月・・・・・志穂の実の姉だったからだ。
「ど・・・どういうことなの?森崎先生!!」
「私よりも、美月ちゃんに聞きなさい・・・・・とても私じゃ説明しきれないわ」
この人が、本当の美月・・・・・。
「ひさしぶり・・・志穂ちゃん」
美月は涙目で志穂を見た。
「この人は?」 美月は僕を見て志穂に質問した。
「この人は・・・・・その・・・・」
「まぁいいわ。私の方が話し長そうだし・・・」
そう言いながら、椅子に座った。
そして、とてつもない話を聞かされた。
想像絶する、とてつもない話が・・・・・・・・・・・・。
続く