日蓮教団 一、日蓮宗の如く正統派の教義を信奉し 一、各寺の幸福と繁栄を図る為の宗政を行い 一、大衆の宗教的啓蒙運動に努力する という三つの誓願をたて、各々単立法人となりました。 そして、ようやく昭和三十三年(西暦1958年)一月二十三日、身延西谷清水坊において、その連絡組織ともいうべき「 日蓮教団 」 の創立総会を開き、規約・人事を決定し正式に「日蓮教団」を設立し、祖廟前において新総長結城瑞光導師により宣誓奉告式をおこない、法味を捧げ設立の趣旨を言上しました。 次いで富田啓温総務部長による宣誓文の朗読がおこなわれました。
宣 言
一、祖廟を中心に救国済民の本願を達せん 二、日蓮門下の結束を図り、祖廟給仕の誠を竭さん 三、日蓮教団の成立を完遂し大衆の与望に対えん 右宣言す
また午後七時より、田中屋旅館において「日蓮教団」誕生の祝賀懇親会が希望に満ちて開催されました。 そして同年三月八日、定例役員部会の議決に従い、結城・富田・大柳・長谷川・西山の各師が身延へ登山、増田日遠法主猊下と会見し、設立の趣旨を説明・懇談し、その意のある所を賛成賜り、後、本山側の松木・樋口・松本諸師と事務的交渉がおこなわれ、双方の協力関係が成立しました。
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