スポーツをしている時や睡眠中など、様々な状況で
足がつった経験はありませんか?
この時ふくらはぎ(=こむら)が痛むことが特に多いので、
こむら返りとも呼ばれています。
こむら返りは、硬く収縮した筋肉が痙攣(けいれん)することで強い痛みを感じるものです。
どうしてこのようなことが起きるのかはっきりはしていません。
運動不足で筋肉が硬い人、高齢者、妊娠後期の人がなりやすいとされていますが、
普段からスポーツをよくやる人だからこそ起きるという場合もあります。
その原因としては、下記のようなことが考えられます。
- ■筋肉疲労
スポーツ選手が、試合中にこむら返りを起こしているのを見たことがある人も多いでしょう。
激しい運動や長時間の立ち仕事の最中、または終わった後に足がつることがあります。
この場合の予防としては、身体を動かす前と後にストレッチをするのが効果的です。 - ■血行不良
水泳の時に足がつるのは、水中で冷えた血管の縮小も原因と考えられます。
冬場はもちろん、夏のクーラーによる冷えも要注意です。
お風呂で温めたり、足をマッサージすることで予防することができます。
- ■水分不足
夜間のトイレの回数を減らそうと水分を控えた結果、睡眠中に足がつることがあります。
また、こむら返りは熱中症の症状のひとつでもあります。
たくさん汗をかいた後は、水分だけでなく塩分の補給も心掛けましょう。
- ■栄養不足
カルシウムやマグネシウム、ビタミンなどの栄養が足りないのが原因という説もあります。
食生活が乱れている方は、見直してみるといいかもしれません。
こむら返りの予防だけでなく、起こってしまった後の対処法としても注目されているのが
レモンなどの柑橘類や梅に多く含まれているクエン酸の摂取です。
手軽に食べられるクエン酸入りの飴などもありますので、試してみてはいかがですか?