28.川西市黒川奥滝谷妙見山新滝道十丁丁石

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川西市黒川奥滝谷 新滝道参道、大きな砂防ダムを過ぎ、左手石垣に折れた状態で、東を正面にもたせ掛ける
(十四丁丁石から400m、北、団栗小屋方面からの沢との合流手前)
蒲鉾型角柱 93x25x15p(頂高2p)(上から47pで折損)
N34.921472 E135.461081


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東面
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│       大 世 大阪西成郡玉出丁 │
│御山十丁   正 話 野々村平吉    │
│       講 人          │
└――――――――――――――――――――┘

北面
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│    □□八年            │
└――――――――――――――――――――┘

南面
┌――――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

西面(写真無)
┌――――――――――――――――――――┐
│(不明)                │
└――――――――――――――――――――┘


(『石の文化財』豊能町教育委員会発行、平成28年改訂には、記載なし。)
(住所としては、川西市に属すると思うが、ここに載せる。)
「十四丁」から400mとほぼ四丁、「七丁」へ320mと三丁。)
(「十四丁」から約400mとほぼ4丁の距離で元の位置近くであろうが、すぐ後ろの石垣に崩落跡が無く、北東5m辺
 りから先は崖崩れが激しい場所である事を考え、当丁石が中央で折れている事を考えあわせると、もう少し先に建っ
 ていて崖崩れの被害を受けた後、当地へ移設されたとも考えられる。ただ二つ折れ以外に石へのダメージは余り見ら
 れず、土石にかき回されたような痕跡はない。
  尚、「七丁」丁石からの距離は320m(2.94丁)と思われる。2018年時点では、当参道中、9丁(丁石は無い)
 から10丁の間が最も激しく土砂崩れしており、参道のトレースは難しいが、川に沿っていたであろうとした。)
(世話人の住所に有る「西成郡玉出」については、「十四丁」丁石を参照。
 紀年部分の年号は読み取れない(「大」はおぼろげ、「正」で折れ)が、「大正八年」とすれば、「玉出町」は存在
 しており、世話人住所と矛盾しない。今の大阪市西成区の玉出西・中・東、辺りであろうか。)
「豊能町妙見山新滝道丁石一覧」を参照下さい。)

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【1.丁石を北東に望む 【2.丁石を南西に望む 【3.丁石を西に望む
 奥(北東)妙見さんへ  奥、ケーブル黒川駅へ  後石垣に崩れ跡無し
 石垣に寄り掛かる丁石】  背面(北東)妙見さんへ】  右5m先より上崩落】

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【4.丁石東面上部拡大 【5.丁石東面下部拡大 【6.丁石北面拡大
 「御山十丁」とあり  住所部分の郡の下は  下部「…八年」と読める
 「大正講」は一部残】  「玉出丁」と読める】  年号は「大正」であろう】

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【7.豊能町の道標】 【8.新滝道丁石地図】
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