36.長岡京市柳谷道二丁丁石

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長岡京市浄土谷、柳谷道 柳谷聖苑墓地東側石垣下、府道734号の西側植込み中に東を正面に建つ(柳谷観音丁石)
「四丁丁石」から260m、起点想定地へ220m)
(住所的には京都府長岡京市と思われるが、島本町からの続きとなり、ここに載せる。)
舟底型地蔵 65x31x21p(像部27x14x4p)(台石19x40x28p)
N34.91163 E135.653046


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東面
┌─――――――――――――――――┐
│ 是より 二丁   月      │
│(梵字 地蔵像)  参      │
│ 釋 妙真     講      │
└―――――――――――――――――┘

その他面
┌─――――――――――――――――┐
│(なし)             │
└―――――――――――――――――┘


(『史跡をたずねて』島本町教育委員会発行、平成18年刊では、109)
(梵字は「カ」、地蔵菩薩の種子か。)
(島本町から柳谷観音までの参道には本来「一丁」が有ったであろうが、最後の丁石となる。他と異なる点として光背
 部左に、法名、或いは戒名のようなものが書かれており、「六丁」丁石には「上人」の名前があるが、その他の地蔵
 丁石にはない。
  尚、京都方面(府道79号)からの丁石にはよく似た地蔵型の「一丁」丁石
N34.915100 E135.655477
 辺りの府道北側、駐車場入口に残っているが、その1丁先と、この丁石から2丁先の地点は一致しない。
 この「二丁」丁石が移設されていないとすれば、起点は寺の南西、山門から100mの階段上部(府道との交点)又は
 階段下辺りとなり、本堂へはまだ1丁を残す地点になる事も気にかかる(神社の場合には鳥居や宮域迄を示す事は多
 い)。
 尚、階段下には一回り大きな地蔵がある。)
(特徴、「是より」の「より」が平仮名で書かれている。光背左側に戒名か「釋妙真」とある。講名に「参」が使われ
 ている。)
(「月参講」の「参」が「參」でなく新字体に見えるが『万宝料理秘密箱』(寛政七(1795)年刊)等にも同様の字が
 使われており、これをもって、最近の作とする事はできない。)
(柳谷道丁石に関しては、「柳谷参道丁石一覧」も参照下さい。)

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【1.丁石を北に望む 【2.丁石を南に望む 【3.丁石を西に望む
 奥、柳谷観音へ  奥(南)尺代橋へ  右(北)柳谷観音へ
 背後、尺代橋へ】  背後、柳谷観音へ】  左(南)尺代橋へ】

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【4.地蔵正面の拡大 【5.地蔵正面下部拡大 【6.「一丁」辺りを南に望む
 下部に講名があり  「月参講」と読める】  講碑と石燈籠が建つ】
 光背左部に法名か】

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【7.地蔵正面左部 【8.地蔵正面右部 【9.丁石起点を北に望む
 「釋妙真」とある  「是より二丁」と読める  この階段辺りが0丁
 施主であろうか】  他の丁石と同様】  本堂はこの先1丁】

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【10.長岡京市海印寺
 方面からの一丁丁石
 を北西に望む】

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【11.島本町の道標】 【12.柳谷道の丁石】
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