36.豊能町川尻の井戸道道標

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豊能町川尻 妙見山上簡易郵便局北東辻から東へ清滝道参道250m、府道605の東20m辺りの参道北側に
東を正面に建つ
尖頭型角柱 83X14X14.5p(頂高6cm)
N34.929111 E135.468222


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北面
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│右井戸道 施主米屋丈助       │
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西面
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│ (なし)             │
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南面
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│ (なし)             │
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東面(東南東が近い)
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│左 京亀山道            │
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(平成二年は西暦1990年)
(『石の文化財』豊能町教育委員会発行、平成28年改訂には、未記載)
(左京亀山道は清滝道と呼ばれる参道を示すと思われ、現在の府道に取り込まれつつも東に下り、妙龍寺
 から野間口に出てeimg9132「野間口の道標」に繋がる。)
(北面の「井戸道」であるが、水をくみ上げる「井戸」と、豊能町吉川にあったとされる「井戸城」とが
 考えられる。解り易く前者を「水井戸」と表現すると、水井戸の候補として次のものがある。
  妙見山の中に「歌舞伎役者4代目中村歌右衛門(天保7年以降)が奉納した浄水堂」があり、この水は
 妙見山の井戸水を引いてきており、その場所か、或いは現地案内図に防火水槽が描かれ、これとするか。
 浄水堂の源泉(妙見山のHPの「境内の井戸」)は知らない。防火水槽辺りとすると案内は一致する。
  「井戸城」を示すものとすれば、吉川に置き換えると、新滝道、或いは初谷ハイキング道等と思われ
 これも案内方向とは一致し、山頂の東を廻り込み、神馬の像や鳥居、駐車場への道となろう。)
(施主米屋丈助の建てた道標が他に本滝道に二基あり、
 1.「野間中の道標3/3」
 2.「野間中乾橋東詰の道標」
 共通して、「妙見道」と「天王(天堂)越」を案内するが、これに倣えば上記の水井戸は馴染まない気
 もする。)
(「井戸」だけに注目すれば、道標かどうか疑わしい点もあるが、清滝道を170m下ったあたりにある、
 「豊能町川尻の献木道標」に「?井戸水…」なる表記がある。)

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【1.道標を南東に望む 【2.道標を西に望む 【3.道標を北東に望む
 右(南)神馬像へ  奥(西)簡易郵便局へ  左(西)本堂方面へ
 奥、清滝道を野間口へ】  左、神馬像・駐車場へ】  右、鳥居は清滝道へ】

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【4.道標を南に望む 【5.道標北面拡大 【6.道標西面拡大
 道下に立つ道標  「右井戸道…」  写真写りは悪いが
 奥、大正5年の鳥居】  と明確に読める】  「左京亀山道」とある】

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【7.豊能町の道標】
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