26.猪名川町広根神子ノ辻の道標

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猪名川町広根神子ノ辻 府道12広根大水口の交差点から銀山への道を1km、道路南西部に北を正面に建つ
(舗装路がU字型に180度曲がっているカーブの出口付近、野尻川に降りる三ツ辻の南部)
山型角柱 92x18x14p(頂高6cm)(基部20x23x16p含む)(山型稜線は-2p後退)
N34.892292 E135.356878


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北面
┌――――――――――――――――――┐
│右 いぶち 肝川          │
└――――――――――――――――――┘

西面
┌――――――――――――――――――┐
│ 施主 廣芝茂兵衛翁        │
└――――――――――――――――――┘

南面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘


(『猪名川町の道標』教育委員会1979年刊では22)
(同書では「猪渕〜肝川の近道。」としている。
  明治の地図では対岸(野尻川の南側)に東西の道が見え、東に尾根を越えて猪渕に下る道があり約
 200mほどで猪渕堂前に出るようである。肝川はさらにその先となる。現在でも当道標から南に川に
 下り簡易の橋を渡るとその道は残っている。銀山から猪渕に行くにはこの道であり「近道」とするの
 は現在の自動車による移動を想定するものか。)
(廣根への案内が無いのは、U字状に曲がる道が広く間違いようがない為と思われ、側面の幅も薄くす
 ることが可能になり、角柱と言うより板碑に近い形状となっている。その為上部を四角錐にせず左右
 に傾斜する山型を成すが、頂上の稜線は後ろに2p程傾斜させており、細かい配慮が伺える。
  尚、広根方面に進むと「広根久保東の道標」に出合い、北西の銀山に進むと「銀山本町の道標2/2」
 に行き着く。
 そして、北面に従って右に進み、川と峠を越えると「猪淵堂前の道標」へは400m程の距離である。)
(施主の廣芝茂兵衛(翁)の銘を持つ道標が近辺に沢山あり「廣芝銘道標一覧」にまとめた。)

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【1.道標を南に望む 【2.道標を西に望む 【3.道標を南東に望む
 左(舗装路)広根へ  右(北)銀山へ  上道路左、銀山へ
 右、猪渕、肝川へ】  左、野尻川の橋へ】  右下、猪渕、肝川へ】

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【4.道標北面を上から望む 【5.道標北面拡大 【6.道標西面拡大
 上部の山型稜線と  「右いぶち肝川」  「施主廣芝茂兵衛翁」
 基部の露出が分かる】  と読める】  と読める】

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【7.道標を南西に望む 【8.野尻川に架かる橋
 右(南西)川岸へ  を南に望む
 下り、猪渕肝川へ】  渡って左、猪渕へ】

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【9.猪名川町北部の道標】
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【10.猪名川町南部の道標】
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