49.神戸市北区有馬町杖捨橋東詰の道標

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
神戸市北区有馬町405−2 県道51芦有ゲート前交差点を南450m杖捨橋北詰三ツ辻南東部に北西を正面に建つ
尖頭型角柱 76x71x40p(頂高3p)(左右指像9x41x2p)(北東指像9x21x2p)(台石58x90x55p)
N34.79672 E135.252499

写真gimg2920

写真gimg2922

写真gimg2925

写真gimg2928

北西面
┌─―――――――――――――――┐
│(右指差像) 温泉場      │
│(左指差像) 寶塚       │
└――――――――――――――――┘

南西面
┌─―――――――――――――――┐
│名 鼓瀧  稲荷山  薬師堂  │
│  灰形山 温泉神社 落葉山  │
│所 炭酸水 愛宕山  妙見宮  │
└――――――――――――――――┘
(「名所」は横書き)

南東面
┌─―――――――――――――――┐
│大正十一年十二月建之      │
│ 大阪市 石原休次郎      │
│     三田 中島石材店   │
└――――――――――――――――┘
(三田は左右に刻む)

北東面
┌─―――――――――――――――┐
│(左指差像)端宝寺       │
└――――――――――――――――┘


(大正十一年は西暦1922年である。)
(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊では11)
(宝塚を除いてほぼ観光案内と言えるであろう。明治から大正頃にかけての流行か指差し像を持ち、その中でも
 大きさ保存度で「宝塚市清荒神3−2の道標」よりも高さでは劣るも最大ではないかと思われる。)
(施主であろう石原休次郎の銘を持つ「妙見寺の八丁石」「聖天堂の道標」があり、遠く三重県津市一身田にも
 「本山参詣道」なる昭和二年の石標等もある様で奇特な方であったと思われる。)
(名所の内で、地理院地図に鼓滝(鼓ヶ滝)、灰形山、落葉山、愛宕山が載り、稲荷山を射場山(功地山)中腹の
 有馬稲荷とし、温泉神社は湯泉神社に、薬師堂は温泉寺に、炭酸水は炭酸泉源に、妙見宮は落葉山の妙見寺に、
 比定すれば今も全て訪れる事が可能である。)

写真gimg2912 写真gimg2914 写真gimg2919
【1.道標を南西に望む 【2.道標を南東に望む 【3.道標を北東に望む
 奥(西)炭酸泉源へ  奥(南東)瑞宝寺へ  左奥(北東)宝塚へ
 左、瑞宝寺へ】  左、芦有道路入口へ】  背後に杖捨橋がある】

写真gimg2918 写真gimg2931 写真gimg2932
【4.道標を南に望む 【5.道標南西面上部 【6.道標南西面下部
 芦有道路を出て南に  「名所、鼓瀧  「稲荷山、薬師堂…
 下って来ると見える】  灰形山、炭酸水」】  愛宕山、妙見宮」】

写真gimg2929 写真gimg2938 写真gimg2936
【7.道標北西面を上から望む 【8.道標南東面左部 【9.道標南東面右部
 上部は水平でなく  製作者を刻むもの  紀年銘と施主
 中央で5p高い】  は時々見かける】  「大正十一年…」】

写真gimg3356
【10.有馬の道標】
文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ