58.神戸市北区有馬町妙見寺の八丁石

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
神戸市北区有馬町828 阪急有馬バス停西の妙見寺参詣口、道路の北西10mの北部に東を正面に建つ
尖頭型角柱 224x30.5x20.5p(頂高10p)(台石15x45x38p)
N34.797201 E135.247084

写真gimg3262

写真gimg3263

写真gimg3264

写真gimg3265

東面
┌─―――――――――――――――――――┐
│福徳                  │
│ (北斗七星像) 妙見宮参詣道     │
│開運                  │
└――――――――――――――――――――┘

北面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

西面
┌─―――――――――――――――――――┐
│           大阪市      │
│大正拾壹年十二月建之  石原休次郎   │
│             三田中島石材店│
└――――――――――――――――――――┘
(三田は小さく左右に刻す)

南面
┌─―――――――――――――――――――┐
│  是よ里 八丁            │
└――――――――――――――――――――┘
(「是よ里」は「是より」)


(大正十一年は西暦1922年である。)
(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊では10)
(同書に「金鳥山妙見と称されていた古き時代より落葉山にある。明治三十九年余田左橘右衛門…一宇を建立せん
 としたが建立を見ずして没す。本堂は…大正七年起工同九年五月竣工する。山頂妙見宮に至る間に丁石がある。」
 としている。道標とはし難いが同書に倣い載せる。
  参詣道の始まりの地点でもあり立派なもので「北斗七星」の図まで彫られており、星を繋げて柄杓にした柄の
 部分が折れ曲がっており、私のヒシャク星の印象とは少し異なっている。
  丁石の多くは本堂までの距離を示すが、逆にある地点から進んだ距離を示すものもある。この参詣筋には両方
 が混在して建つようで、次の「七丁」丁石の横に「一丁」の丁石が建っていたりするが、その他の丁石は残って
 いない。又、丁数は書かれていないが方向参詣道である事を示す石が二つある。八丁は870m程である。)
(同名が刻まれた石造物が参詣道筋のこの先にもあり、他に「杖捨橋東詰の道標」「聖天堂の道標」がある。)

写真gimg3346 写真gimg3351 写真gimg3436
【1.丁石を西に望む 【2.丁石を東に望む 【3.丁石を西に望む
 奥、左へつづら折れに  左奥、阪急バス  自動車右に当丁石
 南西の本堂に続く】  有馬のターミナル】  左、ロープウェイ駅へ】

写真gimg3272 写真gimg3271 写真gimg3268
【4.丁石東面上部 【5.丁石南面拡大 【6.丁石西面中部
 北斗七星の図  「是よ里八丁」  「大正拾壹年十二月建之」
 であろうか】  と読める】  と読める】

写真gimg3353 写真gimg3320 写真gimg3304
【7.丁石西面下部 【8.七丁丁石の手前にある 【9.妙見寺案内板
 「石原休次郎」等と  石原と余田の名が有る  参詣道を500m程
 読める】  階段寄贈者の石碑】  登った辺りに建つ】

写真gimg3356
【10.有馬の道標】
文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ