5.大阪市生野区舎利寺境内の道標3

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大阪市生野区舎利寺1−2−36 鶴橋街道東側の舎利寺(尊勝寺)本堂南の石垣上に東を正面に建つ
(石垣上の三基の内、北側に建つ、「南側」「中央」「門前」はこちら。)
自然石 69x43x22p
N34.651317 E135.536417


写真himg5246

写真himg5227

写真himg5229

写真himg5242

東面
┌─――――――――――――――――┐
│右  ひらのふぢい寺みち     │
│ ………  志やり寺道      │
│左  ならみち          │
└―――――――――――――――――┘
(…部分『大阪の街道と道標』では「すぐ」)
(「志」は変体仮名「し」「舎利寺」か)

北面
┌─――――――――――――――――┐
│(なし)             │
└―――――――――――――――――┘

西面
┌─――――――――――――――――┐
│(なし)             │
└―――――――――――――――――┘

南面
┌─――――――――――――――――┐
│(なし)             │
└―――――――――――――――――┘


(『大阪の街道と道標』武藤善一郎、平成11年発行では、592
 『大阪市立博物館研究紀要第三冊』1971(昭和46)年発行には、未記載)
(三行に書かれているが、中央上部が判読できない。『大阪の街道と道標』では「すぐ」としているが二文字に充て
 るには少し広い気がするし、左右の字よりも下から始まる点も気に入らない。又、「すぐ」とした場合に近辺では
 該当する辻が見当たらない様に思う。
  一つ考えられるのは筋違いの辻で、少し右に入った後直進するような場合が考えられる。この場合なら、平野・
 藤井寺へは右に曲がった後そのまま進み、舎利寺へは同じ道を曲がるものの、その後道標の有った辻へ進んで来た
 方向にもう一度曲がると解釈できる。例えば、北から来てこの道標が正面にあったとすると、平野へは西に進み、
 舎利寺へは一度西に折れるが直後に南へ進むような状況にある時、この様な書き方も許されるかも知れない。この
 例に近い辻は、「奈良道」を暗越奈良道とし、「右平野」を桑津街道に見立てると、御勝山南公園の南東部にある
 が、余りにも想像が大きいので止めておく。)
(自然石の形態を持つ道標は市内に於いては少ないようにも思うし、何となく優しく感じる道標である。)

写真himg5218 写真himg5219 写真himg5221
【1.道標を西に望む 【2.道標を南に望む 【3.道標を北東に望む
 右奥(西)山門へ  中央三基の内  左奥(北)本堂
 右手枠外に本堂】  右端が当道標】  三基の内左が当道標】

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【4.道標東面左上 【5.道標東面中央上部 【6.道標東面右上
 「左 な…」  「………志やり」  「右ひらのふぢ」
 と読める】  「ひらの」から三字か】  とある】

写真himg5270 写真himg5267 写真himg5263
【7.道標東面左下 【8.道標東面中央下部 【9.道標東面右下
 「ならみち」  「志やり寺道」  「ふぢい寺みち」
 と読める】  「寺」はくずし字】  「ぢ」が読み難いか】

写真himg5255 写真himg5244
【10.道標三基の東面拡大 【11.道標三基を上部から
 右が当道標  見下ろす
 最も古い様だ】  下辺が東になる】

写真himg2318
【12.大阪市生野区の道標】

2024/1/2 訂正
 誤:自然石の形態持つ道標は
 正:自然石の形態を持つ道標は
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