81.能勢町地黄堀越峠の道標

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能勢町地黄 大阪府道732号亀岡能勢線の堀越峠三ツ辻南東部に北西を正面に建つ
(辻から南に分岐する道は野間大原野へ続く林道と思われる)
尖頭型角柱 42x15.5x14p(頂高3p)
N34.967634 E135.47627


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北西面
┌――――――――――――――――――┐
│是ヨリ               │
│奥ノ院妙見道            │
└――――――――――――――――――┘

南西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

南東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

北東面
┌――――――――――――――――――┐
│      施主          │
│(左指差像)            │
│      沢野卜み        │
└――――――――――――――――――┘


(『能勢の道しるべ』森本弌著1991発行は未記載)
(妙見山奥ノ院を案内する道標は、妙見山案内に比べ少なく
 1.「今谷道の奥ノ院道標」奥ノ院階段下から約100m南東の鞍部三ツ辻
 2.「今谷道の木橋分岐点の道標」今谷道5丁の南
 3.「能勢町野間大原206の道標」今谷道22丁
 4.「本滝道下山口の奥ノ院道標」妙見山上
 がある。)
(案内先に関する疑問点として、「妙見山奥ノ院」とするか、「奥ノ院」と「妙見山」の二点とするかが挙げられる。
 文字の間隔と、「今谷道の奥ノ院道標」が同じ書き方をして、奥ノ院だけを示している点を考えると「奥ノ院」一点
 だけを案内しているとします。
  当辻からは妙見山奥ノ院を案内して問題はないが、同時に妙見山へも最短ルートであると思われる。
 「奥ノ院」だけを案内したとすれば丁石等の起点を示す為のものであった事も考えられる。)
(因みに、この道筋は妙見山奥ノ院のすぐ東の鞍部で今谷道参道に合流し、その西30mで「1丁」丁石に出会う。その
 丁石を基準にこの道標までを見るとほぼ11丁の距離となる。丁石を探すべく辿ったが見つけられなかった。)
(紀年銘はないが、指差像を刻んでいる事、綺麗な楷書で書いている等から明治以降の建立と思う。)
(この左指差し像が今の状況では、府道732号の東方向となり、下って亀岡市西別院町犬甘野方面となり不適当である。
 峠道の改修も考え合わせ近接移設は免れないでしょう。
  元位置は辻南西部とし、現北西面を北面させ、現北東面を東面させると左指差しが南を示し問題は無くなる。多分
 移設時に現在の辻の形状に合わせ、見やすい場所(道路擁壁上部)に動かし、正面に「奥ノ院妙見道」が見えるよう
 に45度程反時計回りに回した結果現状になったものだと思う。
  北に歌垣山への登山道が、50m程東辺りから登っているが、鞍部の辻を考えると府道とは直行し、古くは四辻で
 有ったと考えれば、設置位置の妥当性もより信憑性が増すと思う。)

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【1.道標を東に望む 【2.道標を南に望む 【3.道標を北西に望む
 右(南)奥ノ院へ  奥(南)奥ノ院へ、後ろの  奥(北西)倉垣交差点へ
 左奥(東)杉原へ】  案内柱に「ここは堀越峠」】  左、妙見山奥ノ院へ】

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【4.道標を南に望む 【5.道標北東面拡大 【6.道標北西面拡大
 南への道は府道から  左指差し像と  「是ヨリ」は右側に
 Rを付けて徐々に分岐】  下部に施主名】  「奥ノ院妙見道」「ノ」小さい】

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【7.道標を北に望む 【8.道標北西下部拡大
 正面擁壁上部に  「施主」
 歌垣山登山道が見える】  「沢野卜み」とした】

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【9.能勢町西部の道標】 【10.能勢町東部の道標】

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【11.能勢町今谷道丁石地図】
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