2011年コンテスト参加記録



1.関東UHFコンテストに参加しました。(Feb13,2011UP)

2月11日開催の関東UHFコンテストに、固定から430MHzバンド電信で参加しました。

周波数
局 数(すべてCW)
マルチ
合計
430 95 69 6555

部門:430MHzバンド電信
RX:FT-100DM
ANT:短縮GP

久しぶりに参加しようと思っていた埼玉コンテストは体調不良で参加できなかったので、関東UHFが今年最初のコンテスト参加となりました。このコンテストも2005年以来6年ぶりの参加です。

RXについては、IC-9100を購入してTSSにて保証を受け、総通に保証書のpdfを添付して電子申請中です。その総通の状況が2月10日付で審査終了状態。今回の変更は固定局の局免の書き換えを伴う(430の50W化、1200の追加)ので、局免が届くまではIC-9100は使えないと思いますが、今まで固定で144、430で使用していたFT-100の取替えで申請しているので、FT-100の使用も微妙な気がしたので、移動用のFT-100DMを「特設シャック」にセットして(といってもいつもの机の横に単にテーブルを置いただけなのですが)運用しました。

特設シャック

【11日午前】
いつものように呼び回りからスタート。この日は関東地方も降雪があったあいにくの天気で、移動運用が減って参加局が少ないのではないかと思いましたが、結構なQRVがありました。呼び回りの同業者が多く、順番がなかなか回ってきません。バンドの下から上へワッチして一巡するのに1時間以上かかりました。特設シャックの安テーブルがぐらぐらしてちょっとやりにくいです。

1030頃よりCQ開始。久しぶりなので緊張します。これではCQ出しながら他のバンドをワッチするなんて芸当はできそうにありません。ALL JAあたりからSO2Rに挑戦しようかなと思っていますがどうなることか。相変わらずCTESTWINのファンクションキー押し間違いが多くて申し訳ありません状態。午前中は65局QSOで昼食休憩。ローカルコンテストとしては結構行きました。

【11日午後】
午後は1250より再開。アローラインのゲインが少ないからかもしれませんがHFや6mのような激しいノイズがないので430は快適です。しかし盆地のような当局のロケーションでは聞こえない局も多数あると思われます。特に群馬方向がダメなようで、最終的に群馬は1局だけでした。ちょうど武蔵浦和駅近辺の高層ビル群が群馬の方角にあるので、そのせいでしょうか。

午後はさすがに空振りCQが多くなってきました。12〜13時台は19局、14時台11局。計95局で終えました。最後にIC-9100と交代して退役する予定のFT-100と、FT-100DMで記念のツーショットを撮ってから特設シャックの片付けをしました。

左が退役するFT-100、右のFT-100DMは移動用で現役続行。



2.ALL JAコンテストに参加しました。(May01,2011UP)

4月30日から5月1日開催のALL JAコンテストに、固定からシングルオペ50MHzバンド電信で参加しました。

周波数
局 数(すべてCW)
マルチ
合計
50 161 15 2415

部門:シングルオペ50MHzバンド電信、出力M
RX:IC-9100、FT-1000+FTV-1000
ANT:5エレ八木

小型のオーディオミキサーを準備し、今回はFT-1000とIC-9100でSO2Rをするつもりでしたが、直前になって50MHzトランスバーターのFTV-1000が不調で電波を出してくれないトラブルに見舞われてしまいました。FT-1000(+FTV-1000)をメインでパソコンでオペレートし、IC-9100の内蔵メモリーキーヤーで呼び回りするつもりだったのですが、当てが外れてしまいました。FTV-1000は以前からこの症状があったのですが、今まではアンテナチューナーでSWRを下げると電波を出してくれていたのですが、今日は全くダメな状態。50MHzはIC-9100で出るにしても、FT-1000にはメモリーキーヤーがないので、FT-1000をサブに回した場合は手打ちで呼ばなくてはならず、もう面倒なのでIC-9100だけで50MHzシングルバンドに参加することにしました。とにかく今回がIC-9100実戦初投入です。

【30日夜】
いつものように呼び回りでスタート。オーディオテクニカのヘッドホンと相性が良くないせいかシャーというホワイトノイズが若干気になりますが、ノイズリダクションが効いて見かけ上の受信ノイズは低く、FT-1000+FTV-1000でいつもS5〜7のノイズに悩んでいるのに比べるとなかなか快適です。但し開始直後回りこみでキャリア出っ放し状態になる場合が数回起き慌てましたが、パッチンコアをCWインターフェース近くのUSBケーブルとキーヤーのケーブルに3個づつかませたら発生しなくなりました。パッチンコアの買い置きは重要です。
01時台にマルチ21三重県とQSO。この三重局を最後に1日目を終了。ここまでで69局。

余談ですがFT-1000のCWをフルブレークインではなくセミブレークインにするとFTV-1000もちゃんと電波を出してくれることを発見したのがこの時間。どういう理由か良く分かりませんが、まあリニアアンプとかトランスバーターはセミブレークイン運用が普通だよなと思いつつ、面倒なのでマルチバンド転進はしませんでした。

【1日朝】
割と早く目が覚めたので0545から再開。この時間はFT-1000とFTV-1000でオペレート。出力は100W弱に設定します。ちょっと電波の出だしのパワーが弱めなのですが、20分位してから調子がよくなってきました。結構ウォーミングアップに時間がかかるようです。早朝の部は0610まででおしまい。09時から再開し11時はじめに100局超えました。マルチは16群馬と20愛知を確保。断続的に1130頃まで出て、ここまでで115局。

【1日昼〜夕】
昼は1315から開始。マルチ22京都とQSO。14時前までで130局QSO。この辺でだれてきてちょっとボーっとして過ごしました。
夕方は1620から再開。17時台にマルチ06宮城、18時台に47沖縄を確保。宮城はアンテナが南南東方向で一番強くなりました。どうもスキャッターが発生しているようですが、周囲に障害物だらけの我が固定ではスキャッターはほとんど利用できません。
1830までオペレートして151局いきました。

【1日夜】
20時から1時間で10局積み増し。最終的に161局で終えました。最近のシングルバンド参加としては結構な局数行きました。

FTV-1000をシャックから引っ張り出して修理に出すのは結構手間がかかるので、セミブレークインで運用できるようならこのままでいいかなとも思います。チャレンジSO2Rは5月3日の東京コンテストにて実施する予定です。



3.東京コンテストに参加しました。(May08,2011UP)

5月3日開催の東京コンテストに固定から都外マルチバンド電信で参加しました。開催バンドは21〜144までの4バンドです。

周波数
局 数(すべてCW)
得点
マルチ
得 点
21 31 53 24
28 24 39 17
50 41 61 23
144 26 41 16
合 計 122 194 80 15520

得点は都内局2点、都外局1点
部門:都外電信マルチバンド
RX:IC-9100、FT-1000(21.28)、+FTV-1000(50)
ANT:2エレトライバンダー(21.28)、5エレ八木(50)、短縮GP(144)

チャレンジSO2Rはこの東京コンテストでも実現できませんでした。スタート時FT-1000+FTV-1000で50MHz、IC-9100で21MHzをデュアルワッチしてみたのですが、結局片方を重点的に聞いているだけで、全然パラレルに運用できません。というわけでSO2Rはまたも持ち越し。

【3日午前】
まず50MHzからワッチ開始。21MHzとパラレルに聞くことができず、わずらわしいので開始20分でミキサーを片付けて1Rとなりました。144MHzがどうも感度が良くない感じです。09時台は19局。10時台は21MHzが適当に開けていたので長居をしてしまいました。4、5、8エリアとQSO。22局。11時台は28、144、50を適当にうろついて25局。午前は全部で66局でした。

【3日午後】
昼食後1245より再スタートして12時台は144をメインに8局。13時台は前半28をやりましたが開けません。後半は50に移って15局。14時台は144、21、28を1/3づつ。昨年より18局も少ない122局でコンテストを終えました。

原因が良く分かりませんが、144MHzの感度がどうも落ちているような気がしました。Sメーターを振る局が1局もなくバンドが妙に静かでした。原因がIC-9100なのかアローラインなのか、はたまた近所に参加局がいなかったのか。



4.QRP Sprintコンテストに参加しました。(May15,2011UP)

5月15日開催のQRP Sprintコンテストに固定から50MHz及び7MHzバンドで各々QRPで参加しました。

周波数
局 数(すべてCW)
得点
マルチ
得 点
50 19 95
30 87 15 1305

得点はQRP局(5W以下)2点、QRPp局(0.5W以下)5点
部門:50MHzバンドQRP、7MHzバンドQRP
RX:IC-703(5W)
ANT:5エレ八木(50)、同軸スモールループアンテナ(7)

このコンテストは電信と電話の区別がないのですが、全部電信で参加しました。参加部門は時間によってバンドが分けられているので、09時から12時までの時間帯で50MHzシングルバンドQRP、15時から20時までの時間帯からは7MHzシングルバンドQRPでの参加としました。

固定機の出力を低減しての参加も可能なのですが、それでは気分が出ません。QRP機があるのであればQRP機で参加すべきというのが自分のポリシーなので、早速IC-703を引っ張り出して特設シャックにセットします。7MHzは、昨年7MHzシングルバンドで18局だったので、30QSOして部門の真ん中に行くことを目標にします。

特設シャックのIC-703

<50MHz>
【09時台】
ノイズまみれのいつもの状態で、スタート時にワッチしてみましたが、こちらでは聞こえない局を呼ぶ局を2局聞いただけで、先が思いやられます。0940までに6局とQSOしましたが正直飽きてしまい9時台はこれでおしまい。
【10、11時台】
断続的にワッチしますがNewはなかなか見つからず、結局10時台11時台に1局づつのQSOのみで、全部で8QSOでおしまいにしました。

<7MHz>
【15時台】
10分前くらいからワッチを始めましたが、かなり強い局が多く「CQ NI TEST」を打っています。新潟コンテストの参加局でした。間違えないようにしなければなりません。コンテスト使用周波数帯の低いほうに新潟コンテスト参加局が固まっていて、QRPスプリント参加局は真ん中あたりに出ていました。さらに高めには強力なホレ局がいてやりにくい。15時台は呼びまわりだけで12局。昨年は1時間で15QSOしたので、今年はペースが下回っています。
【16時台】
ちょっと呼びまわしていてからCQを出してみますが、2局ほどQSOしたらすぐ近くにホレ局が出てきて追い出されてしまいました。IC-703には500Hzフィルターしか入れていないので、250Hzくらいの切れるフィルターの局が気がつかないで隣に出られるとひとたまりもありません。しばらく流浪してまた空き周波数を見つけてCQを出し、また2局QSOしましたが、今度はほとんど真上にホレ局がかぶってきて叩き出されてしまいました。しかたなくまた呼びにまわり、しばらくして空いているところを見繕ってさらにCQを出しましたが、早速呼んできてもらった局をJF6まで聞こえた時点でまたもすぐ隣に強力な局が出現してQSOできず。JF6局は何度もコールとNoを打っていただきましたがコピーできませんでした。SRI。
【17時〜20時】
この時間に限りませんが、5WにナガラのC-Loop7ではパワーが足りず、3、4、5、6エリアの局はこちらで完璧にコールをコピーできるほどの強さでも、呼んでも全く取り合ってくれない局が結構ありました。17時は呼び回りで3局ほどQSOしてからCQを連続して出しましたが、全く呼ばれず。他局がかぶることもありませんでしたが、あきらめて休憩。
18時台は4局、19時台は2局QSOしておしまい。

7MHzは一応30局達成し、昨年の14位相当の順位なので、真ん中より上という目標は達成できるかも、といったところです。



5.6m and Downコンテストに参加しました。(Jul03,2011UP)

7月2日、3日開催の6m and Downコンテストに固定からオールバンド電信で参加しました。

周波数 局 数(すべてCW) マルチ 得 点
50 109 20
144 68 10
430 68
1200 15
合 計 260 46 11960

部門:シングルOPオールバンド電信
RX:FT-1000+FTV-1000(50)(100Wに出力低減)、IC-9100(144、430、1200)
ANT:5エレ八木(50)、短縮GP(144、430)、モービルホイップ(1200)

IC-9100が東京コンテスト時に144MHzが不調。修理に出してこのコンテストに間に合うか心配しましたが、1週間で帰ってきて無事6m and Downコンテストに投入することができました。1200MHzで電波を出すのは久しぶりです。移動では過去にハンディ機を使ってFMでコンテスト参加したことはありましたが、固定から1200に出るのはJN1WTQ史上初めてです。

1200のアンテナがないので、この日のためにダイヤモンドのモービルホイップSG9500Mと、10D-FSAケーブル(両端Mコネクタ)6m長を15K\投資して購入。NではなくMコネクタなので変換コネクタをかませましたが、コネクタの損失はそれほどでもないと聞いていますので、気にしないことにします。土曜日の昼にこのモービルホイップを4.5mアルミポールに載せてベランダに仮設。高さは屋根をやっと越す程度です。果たして役に立つのかどうか心配でしたが、FMで長野の移動局が入感していたので何とかなりそうな感じです。しかし1200は地理不案内で、JARLコンテスト周波数の定めもないので、CWはどのあたりに出ればよいのかよく分かりません。

自己目標は過去の実績から、4バンド合計で250局としました。

【2日夜】
きゅーあーるえるクラブのコンテストガイドブックなどによると、マルチバンド参加局は人口密度が低い、高い周波数からスタートして「みんなで出会いの機会を増やす」のがセオリーのようなので、1200スタートとしました。ワッチするとだいたい皆さん1294.050から090の、50〜430と同じような感じの場所にQRVしているようです。開始7分で5局5マルチ獲得。これはIC-9100とモービルホイップに投資した意義があったというものです。しかしCQ出しても呼ばれませんでした。
その後430〜144〜50と降りていって一通りQSO、その後は144と430を適当に往復して、初日夜間は0130に111局で一旦終了しました。

余談ですが、IC-9100はダイヤルロックキーと周波数の読み上げキーが兼用で、軽く押すと音声合成でSメーターと周波数の読み上げ、長押しするとダイヤルロックがかかります。私はCQを出すときは必ずダイヤルロックをかけるのですが、間違えて長押しせずに軽く押してしまい、いきなり「エス、ジェロ、ワン、フォア、フォア、ポイント、ジェロ‥‥」としゃべり始めて真夜中に飛び上がってしまいました。購入直後に読み上げ機能は無効にしていたのですが、修理時に初期設定に戻っていたのを失念しておりました。

【3日午前】
06時に50MHzで再開。意外とNewの局がいて早起きの甲斐がありました。09時台には50で愛知と福島をgetし、なんとか形になった感じがします。144と430に出るときも、時々50のフォーンを聞いて遠方が開けていないか確認しますがそれほどのコンディションではないようです。47は聞こえていましたがパイルを抜けずにあきらめました。1120時に200局を超えましたが、あと50局はきついような感じです。

【3日午後】
13時前に430と1200をちょっとやって、1320時に50MHz。やっと47を獲得、したと思ったら西方面が開け、33・39・40・41・42・43・45を短時間のうちにQSO。残念なことに46鹿児島も聞こえていたのですがものすごいパイルで抜けません。周波数とコールサインをメモして時々舞い戻り何回もチャレンジしますがダメでした。1430時頃に自己目標の250局を超えてノルマは達成。最終的には260局でコンテストを終えました。きりのいい数字ですが260局目の局とのQSOは完了したのが14時59分45秒くらいでした。

コンテストを終えて仮設したモービルホイップを撤収しました。写真を撮るのを忘れましたが、「あっ、写真撮ってないや」と気がついたのはモービルホイップをアルミポールからはずして手に持った瞬間でした。



6.フィールドディコンテストに参加しました。(Aug08,2011UP)

8月6日、7日開催のフィールドディコンテストに7日だけ移動して参加しました。

周波数 局数(すべてCW) マルチ 局種係数 得点
50 40 10 800

運用場所:埼玉県秩父郡横瀬町
部門:シングルオペ50MHz電信
RX:FT−100DM ANT:3エレ八木
電源:発動発電機SUZUKI SX650

当初は土曜日から奥武蔵グリーンライン方面に移動して参加しようと思い、金曜日の夜から荷物をまとめて準備を始めておりました。が、6日土曜日朝の天気予報で、埼玉県西部は午後から雨の予報なので翌日のみの参加としました。なんちゃってコンテスターなので無理はしません。ガソリンは6日のうちに買っておきました。

7日は気合を入れて3時起床、0335に自宅を出発。国道17号バイパスから上尾市に入り西進、開平橋を渡って川島町から越辺川沿いに進むいつものルートでグリーンラインに向かいます。途中のコンビニで食料等調達したのですが、2Lのスポーツ飲料が売り切れ‥‥。仕方がないので割高になりますが1Lペットボトル2本買い。

05時ごろ黒山の枝道に到達、そこからグリーンラインに入ります。いつもの鞍部にいる移動グループを見ながら進みます。。飯森峠にはウルトラマラソンの中継ポイントが設置されておりました。毎年第一日曜日に奥武蔵グリーンラインではマラソン大会が開催されます。旧飯森峠はすでに移動局がいましたが、その先にある昨年運用したぶな峠は空いておりました。一旦止まって考えましたが、今日は別の場所を開拓してみようと思い、北上しました。

ぶな峠から刈場坂峠までの間に、道路の広くなった平坦な場所が若干ありますが、立ち木の枝が頭上に広がっており、八木アンテナを上げる余地がありません。8mのマストなら枝の上には突き出せそうなので、こういう場所でやる場合に備え、予備を兼ねて50〜430のトリプルバンドモービルホイップを用意しておくのもよいかもしれません。なんといっても直射日光が緩和されるのがいいですね。大きなアンテナが建てられないので競争率も低いでしょうし。

刈場坂峠の移動グループを見ながらさらに北上、大野峠を越して県民の森方面を目指し、丸山の東側にある道路が広くかつ平坦な場所があったので06時頃確保しました。ここは以前から移動運用で使えるかもしれないと思っていた場所です。

まずは発電機の始動。一年ぶりの稼動ですがスズキSX650はちゃんと動きました。1年くらいなら入れっぱなしだったガソリンも問題ないようです。それからタイヤベースの位置決めし、三角表示板を2個設置します。

運用場所確保

Radixの50MHz3エレ八木アンテナの組み立てにかかります。昨晩家で途中まで組み立て演習をしたので結構スムーズに作れました。それでも30分はかかりますね。標準寸法どおりに組んでマストに取り付け、フルアップしてからアンテナアナライザーを見ると50.1MHzでSWR1.3。上出来です。今回はちょっとだけの参加なので部門はC50と決めていたので、一応144/430のアローラインは持ってきていたのですが、設置するアンテナはこれだけにしました。

50MHz3エレ八木。美しい。

アンテナは樹木を越していません。

無風なのでステーなしでフルアップしました。次に車内シャックの構築。後席左側にモバイルテーブルとパソコンをセット。ヘッドレスト横に扇風機、リアの右座席を倒してFT-100DMと安定化電源をセットします。と、ここまで来て忘れ物発覚。USBインターフェースとリグを接続するケーブルを忘れてしまいました‥‥ガックリ。

ここまでセットして忘れ物発覚にガックリ

朝食にしようとサンドイッチを取り出しますが、ウエットティッシュの買い忘れに気がついてまたガックリ。汚れた手が触れないよう慎重に食べました。

しばらくどうしようか思案。面倒だからもう帰ろうかなんて考えるあたりコンテスターになりきっていません。何しろアブの大群が押し寄せやる気を削がれます。車全体に30匹くらいたかっています。

わかりますかここだけでアブが9匹写っています。

しかしせっかくここまで準備したのだから手打ちで参加することに決定。FT-100DMにはメモリーキーヤーがありますが、入力は手打ちなので、どうも気に入った入力ができません。もう開き直って全部手打ちでやることにします。

アブってなんで車を止めると寄ってくるのかわかりませんが、今回新兵器を投入。左右のリアドアにすばやく網戸をかぶせます。これでエンジンを止め、窓を開けていても虫の侵入が防げます。

網戸。セダンなのでフロント用の網がリアドアに適合します。

【08時台】
08時に50CWで呼びまわり開始。バンドは結構ざわついていて、複数の局がざーざーというノイズを発生させるほどの強さで入感しています。茨城、山梨以外の1エリアと静岡、福島のマルチが取れました。8時台は18局で1局/3.3分のレートは呼びまわりだけにしてはいい方かな。

【09時台】
しばらく休んで0915頃復帰、マルチ茨城を獲得。この時間はバンドが静かになっていました。マルチバンドの人たちがHFハイバンドにでも移動したのでしょうか。数局呼びまわりましたが我慢ができずに0930頃からCQを出して数局QSOしてしまいました。しかし移動に使用しているハイモンドのマニピュレーターが打ちにくい。双レバーですが単レバーなみの間隔の狭いもので、どうもうまく打てません。余計な短点がすぐ出てしまい、JN1が2N1になったり、BKがBCになったり。そもそも体をひねって左手でマニピュレーターを抑えながら打っているのでずいぶんひどい姿勢です。9時台は14QSOでした。9時過ぎ頃よりマラソンランナーを見かけるようになりました。あれ、ウルトラマラソンって、大野峠折り返しじゃなかったのか。

【10時台】
気がつくと、いつの間にかアブの数が減っておりました。車にたかっているのは数匹です。車の排気ガスの二酸化炭素に寄ってくるらしいのですが、発動発電機にはたからないのはなぜかよく分かりません。車内は気温が上昇、扇風機の風も熱風になってきました。車内温度は分かりませんが、35度は優に超えているでしょう。10時台は8局、マルチ山梨を取って1エリアプラス2の標準的マルチとなりました。1040頃またCQを出してみましたが、じぶんのコールサインも満足に打てなくなったので、もうおしまいにすることにしました。ただし、「耐暑試験」のため11時までじっと座って待機。扇風機+網戸でなんとか11時くらいまで「体が持つ」ことを確認してから撤収作業にかかりました。

ウルトラマラソンのランナーがおおぜい行きかい、自宅前の路地なんかよりはるかに通行人の多い状態のなか撤収作業開始。撤収作業の途中でワンボックス2台組が近くに停車。降りてきた人が、「フィールドディこれから参加ですか」と聞いてきました。フィールドディなんて言うのでアマチュア無線家なのでしょう。「もう撤収です」と答えたら、「ではここ使っていいですか?」。この場所は私の私有地ではないので「ええいいですよ」とは言いましたが、内心「えーなんでこんな電波飛ばなさそうなところでやりたがるの?来年もここにしようなんて思われたらいやだなあ」。ここは大型のアンテナは設置できないうえ樹木も高く、しかも丸山を含む高所が北〜東にあるので、気合の入ったコンテスターが来るとは思えません。だから来年からこの場所を「自分専用」にしたいなあと思っていました。もちろん単なる希望です。

見ての通り、電波飛ばなさそうな場所。向かって右側は山。

撤収作業がそう簡単に終わるわけではないので、作業しているうちに先ほどのワンボックス2台組はいなくなってしまいました。撤収作業は1時間弱で終了。車のエンジンをかけ車内を冷やしながら昼食の握り飯を汚れた手が触れないように慎重に食べてから1210頃出発。ときがわ町から鳩山町に入り往路を逆にたどってちょうど2時間の1410頃自宅に無事に帰りつきました。

今回の困った点まとめ
 ・雨の予報を見るとすぐにくじけてしまう。
 ・USBインターフェースの接続ケーブル忘れる。これはチェックリストの不備でもあった。
 ・移動用マニピュレーターが使いづらい。レバー間隔の広いものに買い換えよう。たくさんの局に迷惑かけた。
 ・ウエットティッシュ買い忘れて手が真っ黒のまま。
 ・それにしてもアブなんとかならないの?



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