へーたの愛蔵本

愛蔵本の教科書類をまとめました。

イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域


京都造形芸術大学の教科書。このタイポグラフィのページの内容は素晴らしいの一言。さすが、朗文堂一派素晴らしい。なにも解らなくてもこの本を読んでいれば、下手な本を読むよりぜんぜんいいです。初めての方には少しマニアックかも。でも基本。某芸術大学の先生に僕は貸していました。その他の先生方にも好評で、学内をわたり歩いていたそうです。ハードカバーのものが一般書店でも購入できます。

JAGDA教科書 VISUAL DESIGN volume2
タイポグラフィ・シンボルマーク

JAGDA編集 出版: 六耀社 定価 4,500円

日本グラフィックデザイナー協会が発行している教科書。僕の通っていた専門学校では学生に買わせているらしい。正しく教科書。初めての方にはいいかも。入り方がやわらかいので苦痛にならなくていいですよ。今、表紙デザイン変わってます。

書物と活字 ヤン・チヒョルト

出版: 朗文堂 定価 6,667円(税抜)

欧文組版の鬼ヤン・チヒョルト氏が1952年に出版した[マイスター ブック ディスクリフト]の翻訳本。厳格な組版をされる方には、とてもためになる教本。

欧文組版入門

ジェイムス・クレイグ著 組版工学研究会監訳
出版: 朗文堂 定価 4,500円(税込)

学校のタイポグラフィの教科書の監修をされた朗文堂さんが出版されているタイトル通り欧文組版入門書。
欧文組版の基本が書かれています。初版から約10年たっており、最後の所のコンピュータについてが、かなり古くなっていますが良い本です。

欧文書体入門

組版工学研究会
出版: 朗文堂 定価 4,500円(税込)

この本も朗文堂さん。代表的な書体のプロフィールを豊富な図版と解説で学ぼうという、初の欧文書体の物語です。こうしてこの文字は生まれたという内容の本です。書体について親しみを感じるかも…。
この本と文字百景の流れが「欧文書体百花事典」に繋がったのだと思います。 もっと詳しく欧文を知るなら「欧文書体百花事典」の購入をお勧めします。

Macで文字デザイン 〜コンピュータ時代の文字づくり〜

成澤正信 著
出版: グラフィック社 定価 2,000円(税別)

著者の成澤さんは、多摩美術大学の非常勤講師をされていますし、タイポグラフィ協会の会員さんです。代表作は、アップルコンピュータ、キリンビール、ローソンなどなど、数えきれないぐらいの有名ロゴタイプを制作されています。
私個人の中では、この著書は今までの文字を書くための内容のものの中で一番です。文字を創るさいの錯視など解りやすく、そしてキチンと深いところまで掘り下げてくれています。アドビ イラストレーターを使っての文字の作り方も載っていて、いたれりつくせりです。この内容で2,000円は安いです。下手なレタリングの本を買うなら、この本を買ってください。特におすすめでしたが絶版になっているようです。
現在は、改訂版として「デジタル文字デザイン上級コース 発行:ライフ通信 定価: 2,500円+税」が発売されております。

レタリングデザイン

レタリングデザイン

桑山弥三郎著
出版: グラフィック社 定価 2,600円

昔の学生は皆持っていたであろう定番書。僕も高校生の時、かなりこの本を見ながらレタリングしました。この本のおかげで今の僕がいる。しかし、初版が1969年なので内容が古臭くなっています。レタリングが基本になっているので、少し突っ込みが浅いです。内容を見てみて必要なら購入してみては。今だと[デジタル文字デザイン上級コース]の方がおすすめです。

●年鑑系(JAGDA年鑑、日本タイポグラフィ年鑑等6冊)

●教科書系(イラストレーションの展開とタイポグラフィの領域等7冊)

●作品集系(ヘルマン・ツァップのデザイン哲学、バーゼルの道等10冊)

●読み物系(秀英体研究、文字百景、鈴木勉の本等11冊)

●雑誌系(AXIS、デザインの現場等4冊)

●その他(デザイナーのためのフォントスタイルブック2004等3冊)

●愛蔵本TOP

HOME
footer