71.箕面市粟生外院表参道17丁丁石

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箕面市粟生外院 南北に通る表参道の西側、左横の木に押され傾いて、東を正面に建つ
(勝尾寺参道の中で、現在のハイキング道として、古参道、旧参道と呼ばれる二本の内の、古参道に位置する)
尖頭型角柱 118x東面22x17p(頂高12p)(先端欠1p)
N34.851849 E135.496227


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東面
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│(梵字)十七町  施主小嶋屋      │
└――――――――――――――――――――┘
(梵字はキリーク『箕面市史』より、種子は阿弥陀如来)

北面
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│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

西面
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│(なし)                │
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南面
┌――――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘


(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、では17)
(同書に、「すぐ横の木が大きく成長して、それに推されて傾き、かろうじて立っている。」とあり、
 現在(2017年)でもその通りである。これを手掛かりに少し考えてみた。
  横の木は、桧であろう、即ち植林されたものである。丁石の脇に植林する必要もないので、先に木
 が生えており、その近くに丁石が後から立てられたものと考えられる。依って木の年齢が分かれば、
 建立又は移設され時期は、それより後と出来る。
  滋賀森林管理局のHPに、ヒノキの成長速度があり、胸高(1.2m)直径10pで20年、23pで50年、
 34pで100年、40pで150年とあり、50pで250年とする資料もある。道標の先端が1.2mよりやや下
 になり、胸高周囲は119p、即ち直径が38pとなり、樹齢130年と思われ、木の太さが、10pも越え
 ればそのすぐ横に穴を掘る事も出来ないだろうから、20才(年)より前に立てたとし、それを差し
 引いて、110〜130年前の設置となろう。
 即ち、1888年〜1908年の間(明治21年〜明治41年)の建立、又は移設とする。)

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【1.丁石を北に望む 【2.丁石を南に望む 【3.丁石東面下部
 奥(北)表参道】  奥(南)新家へ】  「…施主小嶋屋」とある】

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【4.箕面市の道標】 【5.勝尾寺丁石分布図】

(丁石に関しては
 43.「箕面市勝尾寺の東巡礼道丁石一覧」
 44.「箕面市勝尾寺の表参道丁石一覧」
 45.「箕面市勝尾寺のウツギ谷参道丁石一覧」
 46.「箕面市西江寺の高山道参道丁石一覧」
 も参照下さい。)
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