32.高槻市三島江2の道標

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高槻市三島江1丁目12−17 高槻三箇牧郵便局の東、土手下個人宅の庭内南東部に、南を正面に建つ
尖頭型角柱 推定160x29x29p、台石上30x40x40p、台石下27x60x60p(高201p,幅29p,厚29pとする資料有)
N34.803068 E135.612846


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南面                         台石南面
                           ┌――┐
┌―――――――――――――――――――――――――┐│  │
│                         ││  │
│(梵字ベイ)神峰山寺毘沙門天道          ││右 │
│      此所三島江村ふ年阿かり場是より二里半 ││  │
└―――――――――――――――――――――――――┘│  │
                           └――┘
(梵字ベイは毘沙門天の種子『高槻の道しるべ』より)
(「ふ年阿かり場」は「ふねあがり場」の変体仮名、船上場)

東面
┌―――――――――――――――――――――――――┐
│享和元年辛酉十月發願主 大坂住 赤松由永     │
└―――――――――――――――――――――――――┘

西面
┌―――――――――――――――――――――――――┐
│     世話人攝州島上郡唐崎村         │
│左 妙見           大森咸行      │
│     同 柱本村     葉間武啓      │
└―――――――――――――――――――――――――┘

北面
┌―――――――――――――――――――――――――┐
│(なし)                     │
└―――――――――――――――――――――――――┘


(享和元年(辛酉)十月1日なら、西暦1801年11月6日金曜日となる。)
(『高槻の道しるべ』高槻市教育委員会発行、昭和58年刊では、22)
(同書に「三島江の淀川堤防沿いに「淀川両岸一覧」に描かれている妙見宮の石灯籠と並んで立っている。この道標は、
 淀川の改修によって移動しており、改修前は現在河川敷になっているいるところにあった。」としているが、石燈籠
 の頁に載る「三島江」の絵を見る限り、燈篭の後ろは、黒板塀になっており、傍に道標は描かれていない。
 明治の地図でこれを見ると、70m東の現在は河川敷内の道が、堤防上の道であった様で、西へ堤防を降りる道と四
 辻を成していたと思われる、上記石灯籠の隣とすれば、道の西側で、現南面を東に向け、四辻の北西部に立っていた
 と思われる。
N34.802792 E135.613550
 辺りと思われ、左妙見道は現府道138号を西へ、右神峰山道は堤防上を北へ案内したものと思われる。)
「芥川町4―21地蔵堂の道標」が40丁(1里4丁)としているので、ここから芥川迄、1里14丁(5.5q)
 の計算になり、今の地図上での距離、5.7qとほぼ一致する。
 よって、この道標の表示する距離も、参道入口、大正時代の「原2017の南の道標」迄を示しており、本堂迄では
 ない。)
(尚、この道標と対とされる「芥川町4―21地蔵堂の道標」、傍の「三島江の常夜灯」は該当各項を参照下さい。)
「神峯山寺本堂、堂内東長押上小壁に掲げる奉納額」にある16基の内の一つとされるようである。)

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【1.道標を北西に望む 【2.道標を北東に望む 【3.道標を北西に望む
 左奥(西)茨木へ  左、学校で行止り  左、妙見常夜燈
 後、淀川右岸堤】  後、現淀川堤防】  私邸で立入れない】

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【4.堤防より西を望む 【5.堤防より東を望む 【6.道標を北に望む
 車止めから先が  下に見える道が  台石に草に隠れて
 府道138号か】  旧堤防上の道か】  「右」が見える】

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【7.道標南面中部 【8.道標南面下部 【9.東隣りの案内板から
 「山寺…」の左に  「ふ年阿かり場」  「淀川両岸一覧」
 「此所三島江…」】  船着場の事か】  部分を拡大】

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【10.高槻中部の道標】
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【11.高槻南部の道標】

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【12.神峯山寺参道地図】
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