68.三田市木器186興福寺下の道標

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三田市木器186 県道323号木器北バス停南170m四辻南東部に北西を正面に建つ
自然石 110x62x50㎝(龕部32x30x-2㎝)(像部25x10x3㎝)
N34.933562 E135.279187


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北西面
┌――――――――――――――――――┐
│    右 ただ妙見        │
│(仏像)              │
│    左 京阿多ご        │
└――――――――――――――――――┘
(「だ」は「ゝ゛」と刻む「多田」か)
(「阿多ご」は変体仮名「あたご」愛宕か)

南西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

南東面
┌――――――――――――――――――┐
│(不明)              │
└――――――――――――――――――┘

北東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘


(『さんだの道標』教育委員会2000年刊では№68)
(同書では「陽刻釈迦如来像」とある。
  仏像などには詳しくないが、当道標の像の特徴として光背が円型で描かれている点で、これを頭光(づ
 こう)と言うらしい。とにかく道標における像は小さくなり、細かな描写が難しい為でもあろうが、光背
 自体を彫り込むことすら珍しい。その中にあって、頭部を中心に綺麗な円環が刻まれたものは猶更である
 といえる。像を収める龕(背景の掘り込み部)も高さ32㎝に対し幅が30㎝と丸に近く、下部の優雅な筆跡
 とも相まって、何とも言えない印象を放つ道標である。)
(当地点を明治の地図で見ると東西の道が現県道323号に相当し、宝塚市上佐曽利、猪名川町木津、或いは
 笹尾に続き、京都への道であり、南への道はやがて南西に猪ノ倉峠を越え宝塚市大原野、猪名川町銀山、
 又は宝塚市切畑を経由し妙見へと続く道に見える。この道標の案内の通りである。)
(「右多田妙見」に従って南に進むと「猪ノ倉ため池堤の道標」に出会う。
  一方西から来た場合には「木器元羽束橋の道標」の元位置を過ぎてこの道標に達するものと思われ、
 北からは、「下槻瀬の道標」をみて南下すると、これに出会い、東に向かえば「波豆川の道標」に続く。)

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【1.道標を東に望む 【2.道標を西に望む 【3.道標を南に望む
 左奥(東)京へ  奥(西)羽束橋へ  奥(南)多田妙見へ
 右根方に当道標】  左(南)多田妙見へ】  左(東)京へ】

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【4.道標を南に望む 【5.道標北西面上部 【6.道標北西面下部
 四辻南東部に  円形状の龕に  「右 たゝ゛妙見」
 45度回して置かれる】  円光背を持つ仏像】  「左 京阿多ご」】

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【7.三田北部の道標】
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【8.三田西部の道標】 【9.三田東部の道標】
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