20.神戸市北区八多町屏風1053の道標

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神戸市北区八多町屏風1053−1 県道38号西畑交差点南東440mの三ツ辻の南部、歩道から南へ下る辻の南東部
に北東を正面に建つ。
山型角柱 66x21.5x13p(頂高6p)(上から38pで折損)
N34.817419 E135.175893


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北東面
┌―――――――――――――――――――┐
│右  淡河三木            │
│すぐ 山田へちかミち         │
│左  有馬三田            │
└―――――――――――――――――――┘

北西面
┌─――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

南西面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

南東面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘


(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊には未記載)
(現在(2020)では県道38号が南東から北西に走る所から北にJA兵庫六甲農機センターに向かう道が分岐する三ツ
 辻であるが、明治の地図では北への道は見えず、逆に南西に下る道が分岐する三ツ辻となっている。よって今の向
 きのまま道のすぐ南側に位置していれば、右、左は直線の県道(北湯乃山街道)を示し、「すぐ」が南西に分岐す
 る道を示すことになり違和感はなくなる。又「右」「左」が左右の側面に刻まれずに、正面に書かれていることも
 納得がいく。)
(中央の表現「山田へちかミち」は「山田へ近道」と解釈し、左右の地名に掛かる「道」とは少し異なるものとした。
 山田が現谷上や箕谷辺りを示すのかもう少し西の山田町中(天保期の中村)を指すのか知見がないが、金剛童子山
 の東の黒甲越えを目指すならこの辻を南西に進むのが最短である。ただ道標は最短を示すのが常でワザワザ「近道」
 としたのは、金毘羅山西側の谷筋道よりも同山頂東をぬける尾根筋の道が近道である事を示すものか、或いは南の
 川筋に下りるには、西の屏風辻から廻込むよりここから直接下る方が近道である事を表現したものか分からない。
  道標で「近道」を案内するものは時々見かけ、「宝塚市中山寺山門前(東側)の道標」等を参照下さい。)
(西220mには山田を案内する「八多町屏風1129の道標」が、左(東)有馬へ向えば「八多町深谷341の道標」
 南西、山田へとれば「北区八多町頓行司池の道標」に出会う。)

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【1.道標辺りを南東に望む 【2.道標を南西に望む 【3.道標を北東に望む
 右の背の高い木の  手前は県道の歩道  奥ガードレールは県道38
 下辺りに当道標】  奥の道右は淡河川へ】  向こうの面に案内】

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【4.道標北東面拡大 【5.道標北東面拡大 【6.道標辺りを北東に望む
 二つに折れて  左右は読み易いが  左の道突当り右側にある
 上部は載るだけ】  中央下部が難しい】  右は県道に出る】

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【7.道標北東面左部 【8.道標北東面中部 【9.道標北東面右部
 「左」の下もやや難  「へちかミち」は  「右淡河」
 「有馬」と見える】  山田「へ近道」か】  と読める】

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【10.北区東部の道標】
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