20.神戸市長田区西山町2の一丁丁石(道標では無い)

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神戸市長田区西山町2丁目2−4  神戸教育短期大学の東崖下40m三ツ辻北東部に西を正面にして建つ
尖頭型角柱 137x24.5x24p(頂高6p)
N34.672022 E135.144741


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西面
┌─―――――――――――――――――┐
│   發   櫻井萬治郎      │
│壹丁  起             │
│     人 小林宗        │
└――――――――――――――――――┘

南面
┌─―――――――――――――――――┐
│明治三十六年八月 建之       │
└――――――――――――――――――┘

東面
┌─―――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

北面
┌─―――――――――――――――――┐
│       赤阪音吉       │
│       小林為治       │
└――――――――――――――――――┘


(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊には記載なし。)
(神戸市街地から高取神社の参道は五本程ある様で、その中の一本は長田神社の西からの道と思われる。これを表参道
 と呼ぶか、「豊春道」というかよく知らないが、「長田区西山町1の道標」辺りを起点とした到達距離を示したもの
 ではないかと思う。このルートは明治の地図にも載り、この石と同時に作られた「高取神社本殿前の十八丁丁石」
 本殿前の階段を登り終えた右側にあり、途中「3,10,11,12,15,17」の6基の丁石も残っている。
 これらは「長田区高取山丁石一覧」を参照下さい。
 「西山町1の道標」からはクランク状に何度も折れ曲がりながら長田小学校の北西角に到達し、歩道橋兼用の階段を
 登り、山麓線を越えて西へ80m進むと「三丁」丁石のある、高取神社参詣口になります。
  本殿前の丁石と異なる点は、四人の発起人の内正面にある二人が、十八丁の石では左側面に場所を変えているだけ
 で、平等の扱いとする為であろう。
  尚、西代からの参道(一の宮コース)には「長田区大谷町3の道標2(十八丁)」があるが、これとは関係ないと
 思うが同じく「十八丁」としている。)

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【1.丁石を北東に望む 【2.丁石を南東に望む 【3.丁石を北西に望む
 奥(北)高取神社へ  左は西山町1の道標へ  奥突当りを西に登り
 右側が当丁石】  右(西)は突当り】  長田小学校を北に進む】

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【4.丁石北面下部 【5.丁石西面上部 【6.丁石南面中部
 「赤阪音吉」  「壹丁」  「明治三十六年八月」
 「小林為治」とした】  と読める】  とした】

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【7.丁石を南東に望む 【8.丁石西面下部 【9.対の十八丁南東面
 欠損等ほとんど無く  「櫻井萬治郎」と  大きさ、意匠等
 将来に備え基部を出す】  「小林宗」とした】  ほぼ同じである】

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【10.神戸市西部の道標】

【参考】「今昔マップ on the web」で現在地図と比較できます。
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