車両 cars
2002年(平成14年)5月25日水軒駅が最後の日となりました。
普段は朝夕2往復の列車しかありませんでしたが、この日は臨時列車が増発され、大勢の人で大フィーバーとなりました。
水軒駅に来た車両達を取り上げました。
開通当時は1201形の両運車(1201~1204)が1両で運用されておりました。
1995年の3月から4月にかけて、貴志川線の1201形が廃車される事となり水軒駅構内で解体されましたが、加悦鉄道で保存された1202を除く1201・1203・1204が含まれていました。
水軒駅の側線で解体される1201形 1995年3月13日撮影
当初は1521系両運車(1526・1528・1530)が単行で運用、1984年11月18日から2両編成の運行となりました。
1521系のさよなら列車は1995年10月14・15日にトップナンバーの1521-3901で運行されました
単行時代の1526、その後1524と共に天王寺支線に閉じ込められた 1984年10月18日撮影
天王寺支線廃止後和歌山地区に戻ってきた1524+1526
丸い方向版を装着した1531+3907 1995年6月28日撮影
冷房改造される前の7000系7909-7035は2連口11編成の中で、最後まで冷房改造されずに残ったため、
和歌山地区常駐で加太線、和歌山港線、多奈川線で1521系と同等に扱われており、時には水軒まで顔出した時がありました。
水軒まで乗り入れた冷房改造前の7035-7909 1987年12月7日撮影
冷房車7101系も水軒まで乗り入れました。
旧塗色の7135-7953 1987年11月25日撮影
「みなと祭」に備えて投入された冷房車7195・7969 1995年7月30日撮影
1995年7月から高野線の角ズーム22001系の22001・22003編成が支線改造され短期間であるが和歌山地区に投入され、水軒まで乗り入れました。
22017編成は新塗色で支線改造され一畑電鉄に譲渡される21005編成の代替として1996年和歌山地区で使用された際に和歌山港線にも姿を見せた。
22001編成 1995年7月1日撮影
新カラーで支線改造された22017編成
丸ズーム21001系(21003・21005編成)は中間車を抜き先頭車2両編成で支線用に改造され1995年7月に和歌山地区に配属、21003編成は1997年2月8日まで使用、大井川鉄道に譲渡されました。
21005編成は1996年12月14日に一畑電鉄譲渡のため他の6両と共に発送されました。
21003編成はクロスシート車で和歌山港線の専用車 1995年7月5日撮影
21005編成はロングシート車で主に多奈川線で使用、加太線・和歌山港線にも入線した 1995年8月29日撮影
22001系から改造され2201系として高野線で使用されていたが、2001系が増備されたため1997年支線用に改造された。
2231系との見分け方は難波方に連結幌の装備です。
22001系から支線改造された形式で和歌山地区では1994年8月1日から運用されました。
特急サザン用の車両で廃線前に1度だけ臨時列車として水軒に姿を見せました。
10006編成 臨時列車として使用 平成14年4月28日撮影
水軒駅は2002年(平成14年)5月25日駅が最後の日となりました。