駅舎 station
和歌山港線の普通列車は和歌山市駅の片隅にあった7番線より出発しておりました。
和歌山市7番線で出発を待つ水軒行き普通列車2200系
7番線は加太線用の6番線を区切って設置されていました
久保町駅は国道26号線紀ノ川大橋の高架下に設置されており、和歌山県と南海電鉄の県社分界点となっており和歌山市-久保町間0.8Kmは南海電鉄が建設しました。
2005年11月27日廃止され駅舎・ホームは撤去されています。
市堀川沿いの紀ノ川大橋下に設置され目立たなかった久保町駅
JR和歌山駅からの「けやき通り」の紀ノ川大橋の下、側道の突き当たりに位置した
築地橋駅は築地橋橋梁を渡った所にあり現在は廃止・撤去されている。
和歌山城をバックに駅の和歌山市寄りに架かる橋梁を渡るみどりのサザン 1988年3月6日紀ノ川堤防から撮影
築地橋駅で上り和歌山市行きに乗車する女子学生
橋梁を渡り築地橋駅に進入する21003編成の水軒行き普通列車 1995年7月5日撮影
さよならヘッドマークを付けた2203編成 この編成は天空に改造された
1971年3月6日に新しい和歌山港駅が完成したため初代和歌山港駅の和歌山市寄りにホームを新設し築港町駅と改称した。
築港町駅と出入り口
線路の微妙なカーブは初代和歌山港駅から線路付け替えのため生じた カーブと踏切の間に築港町駅が移設された
築港町を通過し高架に向かう特急サザンのトップナンバー 1988年3月6日撮影
初代和歌山港駅は1956年5月6日に開業1面2線島式ホームがあった
初代和歌山港駅跡の空地、右側の高架は和歌山港駅向かう新設された線路
築港町駅の和歌山市駅寄りから貨物線が分岐し、岸壁近くに和歌山港貨物駅があった。
和歌山港貨物駅跡、現在は駐車場となっており踏切跡がかろうじて判別可能です。
駐車場と通路が貨物引き込み線の跡、直進し本線と合流していた。
1971年3月6日に水軒駅まで線路が延伸され和歌山港駅となった。
それによりバス乗換なしでフェリーに乗船可能となった。
徳島港に向け出港するフェリーくまのから見た和歌山港駅、駅から岸壁まで連絡通路が作られデッキから直接乗船する。
和歌山港駅から見たフェリー乗船場
2002年5月26日に廃止された水軒駅は和歌山県により貨物駅として設置されたが使用されず、開業時から1日2往復だけの旅客駅として開業した。
開業当時は単行列車が発着していたが、2両編成となったためホームが延長されました。
駅の西側は材木置き場でしたが後に道路と駐車場が整備されました 1988年3月撮影
左側の側線は貨物駅として設置された名残 1995年8月撮影
和歌山港線の普通列車が発着していた7番線は普通列車の廃止と同時に使用されなくなりました。
また6番線に発着していた加太線も2012年4月から3番線に変更となりました。
2013年には和歌山港線の普通が復活し5番線からの発着となっています。